2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

研究者は30代の仕事がいちばん世の中に貢献できる

年度末進行。計算機の設定やらなにやら。ジャーナルの査読を頼まれたが、ちょっと分野が違ったのと、査読まだ他の国際会議も残っているので、さすがに断った。14時から退職する教員の方々の送別会。今年は情報科学研究科を定年退職される先生方が多いので、…

いまから5年間有効な職員証

査読片付けたと思ったら「査読する人が結果返してくれないので 至急 もうひとつ たのむ!」と言われたので追加で査読。タイトルからはそう思わなかったのだが、内容的にはおもしろい論文だったので読んでよかった (publish されるといいな〜)。新年度の職員…

今年度の研究費の打率は2割

朝7時にゲストハウスに行き、@underspecifiedさんを北生駒駅まで送る。こんな早い時間に起きたのは久しぶり……午前中はマンスリーマンションの解約のため奈良駅方面へ。奈良ビブレの駐車場に止めて解約手続き。5分ほどで終了したので、「コトモール奈良」の無…

論文の通信簿

午前中研究室に来たら manab-ki くんがいた。そういえばIBISML は今日だったか。震災後初めて会うが、元気そうでなにより。査読しまくり。匿名で投稿された論文に査読者も匿名で点数をつけ、コメントと一緒に返信するのだが、自然言語処理だとだいたい5段階…

マンスリーマンションの解約

いつ福島に行けるか分からない。でもいつかはマンスリーマンションを引き払いに行かないといけないし、荷物を引き上げて解約するだけなら、自分が行った方がいいのかもな、とは思った。福島市は今日からクロネコヤマトも集荷を始めたようだし、マンスリーも…

年度末の土曜日の研究室

土曜日だが仕事(査読)が溜まっているので研究室に来る。最近ときどき歩いて研究室のある7階まで階段を上がっているのだが、結構足に来る……運動不足すぎるか。 研究室の窓を拭いてみたのだが相当汚い。というか、この部屋に来てからずっと拭いてなかった。ち…

ゆっくり新学期の準備

午前中、飛び級で NAIST (松本研) を受けたいという人の相談に乗る。松本研は1-2年に1人くらい飛び級の人がいるような気がする。意欲的な人が多いのはいいことである。ただ、飛び級すると、経験があまり積めていないのに学年だけ先に進んでしまうので、本当…

いい日旅立ち

本日は学位記授与式。3月修了の人が卒業していく日でもある。今年松本研を修了するのは博士が1名、修士が10名(うち1名は1年での短期修了)。修士の10名のうち、博士に進学するのは4名(うち1名は社会人博士)。従って学生数は1+6=7名が巣立って行き、matuyosi …

「プラダを着た悪魔」とがむしゃらに働くこと

@taku910 さんが火曜日と水曜日だけ関西に来ているということで、NAIST に立ち寄ってもらう。お昼は @shirayu くんと @seijik42 くんとの4人でお蕎麦を食べる。仕事の話をお伺いしたり、大学での仕事の話をしたりなど。「学校でちゃんと身につけてきてほしい…

ヒロシマとフクシマ

久しぶりに NTT へ行き、研究の打ち合わせ。M1のみなさん、あれやこれや手を動かしてやっているので刺激になる。自分もちゃんとついていかないとな〜原発の話が最近気になるのでときどき調べている。3月16日時点で広瀬隆氏が書いた「福島原発事故の真相」と…

ソフトウェアの更新はみんながしてくれる訳ではない

iPhone の OS を 3.0 から 4.2 へ更新。購入して1年11ヶ月使っているが、一度もアップデートしていなかったようだ。オンライン配布できるウェブ系のサービスと違い、Mac とか iPhone、iPad だと、確かにソフトウェアの更新ができるのは開発者的に嬉しいのだ…

メディアの発信側と受信側のリテラシー

毎日被災地のニュースばかり見ているとストレスになるので、見るなら朝とか、20分以上見ないとか、いろいろしているのだが、原発関連のニュースになると、テレビでは情報コントロールしているなぁ、と思わせるところがいろいろ。新聞は修士のころ日経を取っ…

福島行きの片道切符

福島に行って帰ってくる便を調べているのだが、行きはよいよい帰りは怖い、帰りの飛行機は2週間先まで埋まっている。どうしたものか悩ましい。福島と新宿間、福島と仙台間ではバスの運行があるようだが、福島空港は福島駅より郡山に近く、現在バスが時間通り…

田舎暮らしと仕事探し

国際会議の査読の〆切が月末に迫っているのでいろいろと印刷したり読み始めたり。paper bidding という「この論文を読みたい」と投票するシステムがあるのだが、今回は全部希望通りに割り当ててもらえたようだ。印刷してパラパラ見た感じ、どれもあからさま…

来年度の準備を始める季節

来年度(2011年12月)は授業を担当することになっているので、電子シラバスの更新。「Advances in Statistical Methods for Natural Language Processing」というテーマで4回に渡って授業をする予定 (講義は英語)。秋から準場にけっこうかかるだろうな〜。着々…

来年度の言語教育勉強会

いろいろな人の進捗や近況を聞いたり。最近研究室にほとんどいなかったので…… 夕方、hiromi-o さん、@seijik42 くん、@pavlocat くんたちとアジャンタへ。九州の話を聞いたり、関西の話を聞いたり。言語教育勉強会の今後についても頼まれる。来年度は4月から…

災害時のための自然言語処理と SNS

研究室で久しぶりに仕事。3日間の予定だったワークショップがなくなったので3日分の休みができたくらいの気持ちなのだが、いろいろやることは山積していて全然終わらず。iOS 4.3 が出たらしいので iPad をアップデート。どこが変わったのかいまいち分からな…

高校というちょっと特殊な空間

研究室にちょっと顔出して松本先生などにご挨拶。オープンキャンパスで1日働いたので1日休ませてもらい、買い出しや掃除など。 奈良先端大の図書館で頼んでいた大学を出ていない大学のセンセイ作者: 谷本ももこ出版社/メーカー: 文芸社発売日: 2010/12/01メ…

懐中電灯とラジオを探して三千里

平和な休日。平和が一番。東京は停電になるからと電池、懐中電灯、そしてラジオを探して電気屋巡り。電池はまだたくさんあるものの、懐中電灯とラジオが見当たらない。計画停電のある地域や被災地に行くならまだしも、西日本でこんな殺到して買う必要がある…

オープンキャンパスと東日本大震災の余波

本日はNAIST オープンキャンパス 2011。例年は3月と5月にオープンキャンパス、11月に一般向けの「サイエンスフェスティバル」という活動をしてきたのだが、今年は最近就職活動や大学院選択などが早期化しているため、3月を「受験生向けのオープンキャンパス…

学生の立場から自然言語処理について考える

今日は言語処理学会年次大会最終日。朝遅刻気味で豊橋駅前のバス停には間に合わず、ホテル近くのバス停までダッシュしてようやく間に合う。@niam さんと研究(ブートストラッピング)の話をしたり。最終日は「自然言語処理における企業と大学と学生の関係」と…

入力メソッドの研究開発は日本が世界をリードできるテーマ

3日目になるとだいぶ現地にも慣れてくる。@tettsyun くんたちと同じバスだったようだが、彼らは3日目しか来ていないようで、日帰りだときついんじゃないかな〜と思う半面、5日間もいると日常業務が完全に滞ってしまうので(メールも満足に読めない)、今年は外…

言語処理学会年次大会懇親会雑感

朝昨日と同じく9:30開始だと思って9:20に来たら、実は9時開始だったらしい……なんという罠。お昼は @kidayasuo さんと @mhagiwara さんと食べる。中国語処理はなかなか難しそうだが、今後(日本でも)必要になってくる技術の一つなんだろうな。@mhagiwara さん…

NLP若手の会の今後の活動について考える

言語処理学会年次大会初日。昼休みにNLP若手の会プログラム委員会の顔合わせランチだったのだが、場所の確保に右往左往。昼の招待講演、豊橋技科大の榊学長の話、ゲノム解析には3ステップあって、馬力が必要な「サンプル調整」、仕事の丁寧さが必要な「配列…

豊 橋 = Toyota Bridge (by Google 翻訳)

いろいろとタグ付けのためにコーパスの整備など。インターネットがつながっていたらリモートでも仕事ができるのが情報系の利点だと思うが、やはり奈良にいないと、そして平日でないと作業できない (GUI で確認しないといけないことがあったりする)。2月から…

大学で教えるということ

週末はどうしても寝暮らしてしまう……。今日もマッサージに行ったが、そろそろ暖かくなってきたし、回復してきたかなぁ。今年読んで紹介しようと思ってできなかった本、「ベスト・プロフェッサー」を紹介。今年現時点まででのベスト3に入る好著。ベストプロフ…

「勉強ができる」のと「研究者に向いている」のとは全く違う

先日読んだ本の紹介。iPS細胞の山中さんと理論物理の益川さんの対談。「大発見」の思考法 (文春新書)作者: 山中 伸弥,益川 敏英出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/01/19メディア: 新書購入: 11人 クリック: 211回この商品を含むブログ (31件) を見る単…

自然言語処理を使って日本語の歴史を研究する

午後打ち合わせで立川の国立国語研究所に。「統計と機械学習による日本語史研究」研究発表会に参加するためである。この研究プロジェクトは去年の年末からスタートの3年間のプロジェクトで、自分は機械学習や統計的自然言語処理方面からの研究分担者として参…

博士号を取ったあとの研究の方向性

朝、いま情報系の学部3年生で、日本の大学院に進学するか、それとも海外の PhD コースに進学するか悩んでいる、という人と武蔵境のドトールで1時間ばかりお話。日本で就職することを考えると日本の大学院(修士)に行く合理性も高いが、別に今後ずっと海外生活…

大規模データを扱うためのツールが公開されているのはありがたい

情報処理学会第73回全国大会に来ている。The Art of Algorithms for Massive Data Processing: ERATO湊離散構造処理系プロジェクトシンポジウム(第2回)を聞きにきた。なんで "The Art of ..." なのかと思ったら、いわゆる TAOCP ことArt of Computer Progr…