NLP若手の会の今後の活動について考える

言語処理学会年次大会初日。昼休みにNLP若手の会プログラム委員会の顔合わせランチだったのだが、場所の確保に右往左往。

昼の招待講演、豊橋技科大の榊学長の話、ゲノム解析には3ステップあって、馬力が必要な「サンプル調整」、仕事の丁寧さが必要な「配列決定」、緻密で忍耐力が必要な「データ処理・編集」の仕事があるのだが、研究者を志望する学生はなにが向いているか、なにがおもしろいと感じるか分からないので、3つとも全部体験させる、とのこと。確かにこういうのの適性や本人がなにしたいのかは外からは分からないので、全部体験してもらう、というのは大事なのかもしれない。

夕方ポスターを挟んで NLP 若手の会の懇親会。甲南大学の永田さんとか、お会いしたくてこれまで直接お話しする機会がなかった方たちとお話しできてよかった。現在 NLP 若手の会のシンポジウムのプログラム委員長は@akfさんと K 治さんのお2人だったが、@stomohideさんと@hillbigくんと自分の3人体制で引き継ぐ、というアナウンス。大学と企業、西日本と東日本、ちょうどいいバランスなのではないかと思う。異分野との交流や超若手の発掘など NLP を盛り上げて行きたいと思うので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

2次会にも参加。帰り際@neubigさんから「NLP若手の会の懇親会のアナウンスをもっとオープンにしてほしい」というリクエストがあった。オープンにしたくないわけではないのだが、現状でも参加者が80名で、完全オープンにしたら会場を確保するのが大変になるだろうし (去年東京で懇親会の幹事を担当した @hillbig くんによると連絡の応対で数日潰れたらしい。彼ほどの人をこんな仕事で数日拘束するのは心苦しい)、どういうふうにすればいいのだろうか。今年は「若手の会」の他に「第3の会」という、博士取得後10年くらいの人を対象とした会が「若手の会」の裏に組織されたのだが、それでようやくこんな人数だったので……。「若手の人数が多すぎて大変」というのはある意味この分野としては嬉しい悲鳴であるが、もっと若い人が運営に参加してくれるといいのかも?

帰りは辻井研の M 輪さんや M 井さんたちとタクシーで帰ったのだが、実はホテルが同じ場所だったようでびっくり。辻井研の方々はたくさん泊まっているようである。朝食がやたら豪華という話で盛り上がるが、その割には4日間で一度も知り合いに会わなかったのだが、自分が毎日ぎりぎりに出ているせいか (笑)