来年度の準備を始める季節

来年度(2011年12月)は授業を担当することになっているので、電子シラバスの更新。「Advances in Statistical Methods for Natural Language Processing」というテーマで4回に渡って授業をする予定 (講義は英語)。秋から準場にけっこうかかるだろうな〜。着々と用意しないと……

修士論文の提出期限だそうで、3月修了のみなさんいろいろと慌ただしい。学生室にしばらくいたのだが、お邪魔だったかもしれず反省。

来年度の共同研究についての準備も進める。お金を出してもらうというのは責任も生じる。複数人でやることになったらなおさら。学振はそういう意味では一人でやる研究だったので気楽だったなあ。最近これまた NAIST の図書館で買ってもらったアップルの共同創業者の Steve Wozniak の自伝、

を読んだが、Wozniak は生粋のエンジニアなんだなぁ、と思って楽しめた。自分も Steve Jobs の話より Wozniak の話のほうが共感できる。以前紹介した
レボリューション・イン・ザ・バレー ―開発者が語るMacintosh誕生の舞台裏

レボリューション・イン・ザ・バレー ―開発者が語るMacintosh誕生の舞台裏

もアップル創業当時の話が出てくるが、前者は Wozniak の「語り下ろし」かつ「初の自伝」というわけで、彼の生き方、考え方が書かれているのがとてもよい。エンジニアの人は Wozniak 自伝、(原書タイトルは "iWoz") 彼の考え方を辿るのもおもしろいと思うのでお勧め。

ちなみに同書によると、Wozniak はいまもまだアップルの社員だそうで、フルタイムの社員として最低の賃金をもらったまま、籍を置いているらしい。へ〜、粋なこともできるものだ。