3年間戦う布陣を考える

午前中は ICL 手術をした眼科の定期検診。裸眼で両眼0.8、矯正視力で1.5と昨年と変わらず。遠くのものは普通に見えるのだが、体感的には老眼がさらに進んでいて、近くのものがどんどん見にくくなっているのであるが、とりあえず55歳くらいまでは裸眼で日常生活できそうですよ、とのことだったので、まあそんなもんだろうと思ったりする。費用はそれなりにかかり、侵襲的な手術になるものの、40歳から55歳まで15年間裸眼で不自由なく生活できることを考慮すると、かなり満足度の高い手術だったと思う(そもそも以前は自らの家の中で、隣の部屋に行くのすら裸眼では行けなかったので)。

午後は共同研究のミーティングをしたり、来年度以降について相談に乗っていただいたり。4月から3年間、毎年1,000万円の研究費がもらえる学内の予算が取れたので、期限付きではあるもののポスドクの方に来ていただいたり、博士後期課程の学生を RA として雇用したりができるようになったのである。毎年アウトプットのチェックはあるのだが、そこまで厳しいチェックでもないので、こうやって少し長めに研究室運営を計画できるようになったのは、ありがたい(結局書類仕事やミーティングが増えるのが今の自分的には一番嫌なので)。

NAIST に自分が入学した2005年当時は、ちょうど COE という大きな予算が NAIST についていて NAIST に活気があった頃であるが、NAIST では箱物や実験器具ではなく人が大事、特に将来を担う学生が大事、ということで学生に対する支援をまず第一に手厚くした、という話を聞いて、自分も全くその通りだと考えているので、基本的にはこういう複数年度使える予算は(GPU みたいなものは単年度の予算で買えるときに買えばいいので)優先的に若い人のお給料に出したいと思っている。

夕方は2時間国際会議のリバッタル x2 に返事を書いたり、国際会議の原稿 x2 にコメントをしたり。日本的には年度末なのだが、国際会議関係は年度関係なくやってくる。