少しずつペースを上げていく期間

今日は出勤日。午前中はメール処理。

昼からは研究室の学生の進捗報告を聞く。夏休みに何をしたかと、10月以降の半年で何をするかの確認なので、基本的に1人15分のペースで進む(いつもは実験の報告とか色々あるので1人30分かかる)。細かく報告しようとしてくれた人もいるのだが、あまり時間が取れずに申し訳ない。

そういえば今年は学振(日本学術振興会特別研究員)の内定が早く出たようだが、研究室からは5人申請して内定が出たのは1人。これまではそもそも申請する人がほとんどいなかったので、これだけ申請できただけで自分としては嬉しいのだが、ここから採択率をどんどん上げていきたい(もっと学振を取らせてあげたい)。国際会議も、2017年に9本 ACL に投稿して全滅してからやり方を変えて、翌年から安定してそれなりの国際会議に複数本通せるようになってきたので、多分学振についても、うちの研究室であれば毎年1人以上コンスタントに採択者が出せるようにできると思っている。あとうちの研究室ではいま論文誌の採択率がよくない(最終的には採択になっても、そこに至るまでに1回以上再投稿になることが多い)のだが、これも改善点は大体分かっていて、最近スタートした研究に関しては大丈夫ではないかな。

夕方はオンライン面接。これは人生3回目の面接だが、今回は自分に与えられた制約の中で十分ベストを尽くしたように思うので、終わった後はさっぱりした気持ちである。応募するかどうかギリギリまで迷ったが、自分がこれからの10年間くらいどういうことをしたいのかも分かったし、応募してよかった。自分的には45-55歳が研究者的なピークになるようにキャリアを設計している(35-45歳は育児のために仕事をセーブする時期)ので、ここから徐々にペースを上げていくつもりである。

そういえば、首都大の採用面接はこの日にしたようだが、その時と同じく日野キャンパスで面接を受けているというのは不思議なものである。オンライン面接でなければ、日野キャンパスで受けていることはなかっただろうが、帰り道の感覚が似ていた(帰った経路が違うので、風景は違うはずだけど)。もうあれから8年か。あっという間だったなあ。