論文の〆切の日にミーティング

朝は共同研究のミーティング。査読結果を再度みんなで詳しく見たが、査読者3人中2人に「この研究と比べて精度が低いのはおかしい」と書かれている研究が、テストデータは同一だったが訓練データと検証データが違う(その後の検討で、テストデータを検証データに使っているわけではないことが分かったが、検証データが違うのは正しかったし、そもそも訓練データの量が違った)ということが発覚し、急遽原稿を書き換えて本日20:59〆切の国際会議に論文を投稿することになる。午前中にミーティングしてよかった。しかし rebuttal があれば査読が不当であることを主張できるのに対し、rebuttal がないと誤解があっても訂正する機会がない。誤解を訂正できたとして、それで採択されるかどうかは別の話であるが……(少なくとも最低1人は査読者の中に研究を気に入ってくれる人がいないと通らない)。

昼からは研究室の新入生オリエンテーションと今学期最初の全体ミーティングなので、その準備をしたりする。大学のネットワークはポートの制限があるため大学からは Discord にはつながらないのだが、Gather.town がつながることは確認済みである。Google Meet は自分は大学から普通につながるのだが、つながらないという学生もいるのでなんとも言えない。あと、Google Meet に他組織の人を入れる方法をちゃんと調べないといけないのだが、とりあえず主催者が許可すれば入れることは分かっているので、これでいいかな……。

研究室オリエンテーション、ちょっと新入生の予定調整を直前にしてしまったので都合がつかず、30分しか確保できなかったため、ほとんど自己紹介タイムで終わってしまった。まあ、新型コロナ下で大学に来ることが基本的にないし、例年と比べると今年はイレギュラーなことが多過ぎて、例年のオリエンテーションで話している内容の2/3は話す必要がないのだが、テクニカルには話しておくべきことのうちの最も重要な一つである VPN の使い方について話すことができなかったので、来週話すことになる。

研究会では後期の予定を決める。研究室の全体ミーティングに加え、グループミーティングが3個。機械翻訳、NLP応用、NLP基礎という3つに分けたのだが、機械翻訳グループが一番人数が少なかった。人数的には1:2:2の割合で、時間はそれぞれ人数に比例するので1.5時間・3時間・3時間で確保することに(これで毎週1人20分話を聞く見当)。この進捗報告でほとんど来年のアウトプットが決まるので、そこまで偏らなかったのはいいのだが、NLP基礎のグループが想像以上に多い気がする(前期は NLP 応用が一番多かった)。

研究会の残りの時間は Gather.town を用いてオンライン交流会。カメラをオンにするように奨励したので、最終的にはほとんどの人がカメラをオンにしていたようだが、4月から研究室に来た人は、お互い顔と名前が一致していないようだったので、こうやって少し顔と名前が一致するのはよいことだと思った。一応来週ももう一回やってみるつもり。ミーティング自体は全く顔を出す必然性を感じないのだが、やはり顔も知らない状況で半年以上やっているのは、不思議な感じ。

午後からはオンライン学科会議。今回は自分に関する審議事項が2件あったが、会議自体は1時間ちょっとで終わったので、かなりよいペース。ただ、15分間だけ基礎教育部会とのオーバーラップがあり、いつものように在宅だとイヤホンなので右耳と左耳で別々の会議に参加しているのだが、今日は職場だったのでヘッドセットの下にイヤホンを仕込んで両方聴いてみた。まあ、自分が喋るのでなければ音声が混ざっても特に問題ないかな(右と左で別々の方が、音量の調節もしやすくて、聞きやすいが)。基礎教育部会も、9月には「10月は対面でしたい」という話だったのが最終的には Zoom になってくれてよかったが、また次回は対面でやりたいという話で、なんでこんなに対面が好きなの……とげんなりする。