ディスプレイ縦と横とで使い分け

今日は日野キャンパスに出勤。押印する仕事があったので、ちょうどよかった。

昼からは機械翻訳・言語生成勉強会。NAIST 須藤さんが旗振り役だが、NAIST を中心に阪大・愛媛大・NTT 等々の人たちが参加している勉強会である(参加者は関西に限らないが)。@tarowatanabe さんのコメントが勉強になる。最後に参加者全員の自己紹介タイムがあったが、NAIST にこんなに人がいるんだとびっくり。うちの研究室からは自分以外に1名の参加で、9月の最先端 NLP 勉強会も今年はうちの研究室からは自分だけが聴講参加で、論文の読み方・紹介の仕方の技術がうちの研究室にいるだけでは磨かれないのではないか、という気がしているのだが、外部の勉強会は参加を強制できるものでもないし、なんとも言えない。

上記に関連して、余ったディスプレイで研究室の環境を久しぶりにデュアルディスプレイにしてみた。Zoom を視聴すると Zoom にスペースが取られるので、Zoom を開きながら関連する論文を開いたりしたいのである。首都大に来てからは基本的に(シングルタスクで目の前のことだけに集中するために)シングルディスプレイにしていたのだが、家で(手元のディスプレイが小さいせいもあるが)デュアルにしてみたら、縦書きの原稿を見るのが思いのほか楽だった、というのもある。ただ、横長の画面だと原稿を見るのは楽にはならないので、やはり用途に応じて回転できるディスプレイがいいな……。

夕方は国際会議の論文の査読。査読締め切りを過ぎても3件のコメントが集まっていない論文に対し、emergency reviewer として追加で当てられた論文。査読をすると他の査読者のコメントが見られるのだが、本来3件の査読コメントがないといけないはずなのに、自分の査読コメントが2件目だった。この論文、どんだけ査読者運がないんだ。area chair や program chair をすると、査読の依頼をしても断る人がとても多いので、引き受けてくれるだけでもありがたいのだが、引き受けても期限までに出してくれない(その後音信不通になる)人もそれなりにいるので、結構つらい。少なくとも投稿する人は(査読はボランティアで成り立っているので)査読してほしいと思っている(し、最近の自然言語処理の国際会議はそれを強制するように変わってきたが)。