アイデアをブラッシュアップする余裕

英語による自然言語処理の授業の最終回。受講生1名だったが、勉強になった、帰国してからもっと統計を勉強しようと思った、というような話を聞いて、嬉しく思う。うちの研究室からも、学生が毎回3〜4人参加してくれていたのはありがたい。参加してくれた学生のことは、ずっと忘れないだろう(こういうの、特に見返りもないのに出てくれた人には、優先的に何かを斡旋したり推薦したりすることにしている)。

昼過ぎに大学院生の公開期末評価(研究室外の教員による修論の進捗確認)の練習。発表練習なので、研究内容は深く議論せず、発表としての練習のつもりだったが、内容的に色々議論してみたところ、おもしろそうな研究アイデアがいくつか出てきたりして、研究室としてのレベルが上がっていることを実感。研究アイデアって、手を動かしてみないと分からないところもある(失敗してなんぼ)のだが、こういうアイデアレベルの議論が活発にできる研究室というのは、非常によい環境だと思う(まあ、ほとんどの議論は教員がいないところでされているので、そういう議論しやすい環境を用意するのが教員の仕事で、スペース的に余裕を作り、研究室を過密にしないことも含まれるだろうな〜)。

午後は論文誌に投稿予定の原稿へのコメント。だいぶ前に送ってもらっていたのだが、2週間くらい見る余裕がなかったのである……。

夕方は国際会議の論文の査読。今回は short 1本 long 1本の2本しか当たっていないので、割と楽でよかった。いつもと査読の割り当て方がぜんぜん違う(そもそも分野の名前がついておらず、「area 14」とかになっていた)ので、査読の量が平準化されたのだろうか?