今日は娘が外に行きたいと言ったが体調が悪いので休ませてもらう。結局3-4回吐いて苦しむ。2ヶ月前も同じ症状で苦しんだのだが、原因に思い当たらず、妻に聞いたら「どちらの日も調子の悪くなる1時間ほど前にサーモンとクリームチーズのベーグルを食べている」という共通点を教えてもらい(両方、妻からベーグルを半分もらって食べていた)、もしかしてアレルギー?と思ったりする。しかしこれで発症するとは恐ろしい。このベーグルはもう食べんとこ……。
少し前のことになるが、増田直紀「海外で研究者になる~就活と仕事事情」を読んだ。
- 作者: 増田直紀
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2019/06/18
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これは主に海外で大学教員になる指南書であるが、これは海外だけではなく国内で研究者になりたい人も、教授や准教授になるためにはこういうところを選考委員会が見ている、ということが書かれている。論文を書くための方法や研究計画書を書くための方法は、少しずつ書籍が増えてきていると思うのだが、こういう視点で書かれた本は他に見たことがないので、とても貴重な本だと思う。これと並んで参考になる(大学教員に興味がある人は必読)のは「大学教授という仕事」だが、後者は教授の仕事そのものが書かれているのに対し、この本は教授になるためのハードルが書かれているのである。(読んだときの記事)
- 作者: 杉原厚吉
- 出版社/メーカー: 水曜社
- 発売日: 2012/10/12
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あと、これと別に今野浩「ヒラノ教授の論文必勝法~教科書が教えてくれない裏事情」も読んだ。
ヒラノ教授の論文必勝法 教科書が教えてくれない裏事情 (中公新書ラクレ)
- 作者: 今野浩
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2013/12/09
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こちらも、論文の書き方そのものではなく、どのようにしたら論文を書く体制を作れるか、どのような意識で研究すれば国際的な研究ができるか、といったようなことが書かれていて、類書がなくかなり有益な本であった。他の「ヒラノ教授」シリーズと重なる話が多いのだが(自分は割と「ヒラノ教授」シリーズは目を通していると思う)、たとえば第10章「ジャーナル編集の舞台裏」第11章「研究費獲得戦略」第13章「職業としての大学教員」あたりはこの本オリジナルのような気がするし、他の本を見ている人でも読んで参考になるのではなかろうか。
というのも、最近学内の研究費の申請で自分の h-index を書くところがあって、4年前にインパクトの高い研究をしていきたいと書いたことがあったのだが、今年ようやく首都大に来てからの研究で h-index の算出に関係する論文が出てきて(COLING 2016)、やっと NAIST 時代の貯金ではなく首都大に来てからの仕事が花開いてきたかなと思っているのである。まだ h-index が20になるまでには数年かかるだろうが、2025年よりは早くに h-index が20になるかなと思ったりしている。