決断は責任を取るためのもの

午前中は言語処理学会年次大会の原稿の添削。色々な理由はあるが、どうしてもクオリティが上がり切らなかった原稿で、苦渋の決断をする。もっと早い段階で決断するべきであったと反省する。外に出る原稿は、査読なしだと誰も止めてくれる人がいないので、自分で止めないといけないのがつらい(査読ありなら投稿しても落とされるだけで、世の中に出ないのだが)。

結局10本近く原稿を並列で見る以上、1本にかけられる時間は限られているし、教員(およびメンター)に合わせてもらえないなら、ゴーサインは出せない。対外発表してはいけないというわけではなく(むしろ、対外発表させてもらえないとか、そもそも対外発表したいという学生が少ないというような研究室は自然言語処理でもよく聞くが、うちは逆に対外発表を奨励しているし、なんなら聴講にも旅費の補助をしているくらい)、単に言語処理学会年次大会は投稿件数が多いので個別対応が困難で、個別対応が必要なら NL 研など別の機会に挑戦してほしいし、次に向けて頑張ってくれると嬉しい、ということでもある。(そもそも12月段階で人工知能学会全国大会に回ってもらった人も3-4人いるし。)

お昼は受験希望者の対応。このブログも読んでくれているということで、そういう人は(研究室の雰囲気が分かっていて、ミスマッチが少ないので)ぜひうちに来てほしいのだが、ちょっと研究テーマ的にうちの研究室ではない気がする(本人にも伝えたが、小町では指導できない)。研究テーマを自分で考えているという点はとてもいいのだが、自分の独自色が出せるような研究は博士後期課程に進学するころには実力もついてできると思うので、博士前期課程のうちは研究室の得意分野で研究力を身につけてもらえるといいのかな……。NAIST のように潤沢なスタッフや研究費があれば、そういう尖った人を受け入れて大きく育てることができると思うのだが、うちはスタッフが明らかに少ないので、修士で入ってきて学生自身が独自のテーマを立ち上げるのに、教員が付き合えないと思うのである(十分実力のある、博士の学生ならいいのだが)。

午後は進捗報告。聞かないといけない人と聞かなくてもいい人がこの時期は二極化する。聞かないといけない人は週に2-3回くらい(というか、毎日でもいいくらい)やった方がよくて、聞かなくてもいい人は月に1回くらいでもいいのではなかろうか……。とにかく周囲に相談せずに詰まる人が多いので、どこで詰まっているのかを早期に発見して周りに聞きまくってもらうしかないのである。

夕方は原稿の添削とメール処理。締め切り2日前なのでメール処理は最低限にして、ひたすら最後の追い込みに時間を使う。