足並みを揃えるためのミーティング

あまりに仕事が溜まりすぎていたので、午前1時からひたすら言語処理学会年次大会の原稿の添削。最近眠りが浅いのだが、歳だろうか?

午前中メール処理をして昼は大学院のプロジェクト演習のミーティング。プログラムのデバッグ方法を教えたりしたのだが、こういうのってどこかで学ばないのかな(いや、うちの教育体系では学ばないのだけど)。自分はほとんど独学なので、体系的に学ぶ方法が分からない……。

そういえば、研究室に学生が10人くらいだったころは、よく研究室の中で一緒にデバッグしたりしていたのだが、現在はそんなことをしている時間的な余裕がない(低レイヤーの部分は進捗報告で聞いていると際限がない)ので、学生たちの間で解決してもらうしかない、というのがうちの研究室のデメリット。研究室内で他の人に聞けない(聞かない)人、あるいは定石通りやるのが嫌な(定石通りにやれない)人、というような人たちが、ほとんど研究できない環境になってしまっている。一人でやるのが好きな人は、他の研究室(他の大学)に行ってください、と言うしかないのだが、現状どうしようもないのである。学生数10人くらいのころが懐かしい。

午後は研究会で言語処理学会年次大会の投稿予定の人たちの進捗報告を聞く。いつも年始は〆切に追われてみんな時間がなく、進捗報告や発表練習、論文紹介がグダグダになりがちなのだが(NAIST 松本研時代もそうで、うちよりもっとひどかったが)、解決する方法が分からない。言語処理学会年次大会に投稿できる人数を制限する、というのが一番簡単なやり方だが、十分前から投稿できる研究の条件をアナウンスしたりしないといけないので、それがいい方法なのかは疑問が残る。

一応うちの研究室では初稿、第2稿、第3稿と最低3回指導教員(小町)との間で往復することを投稿の要件としていて(第3稿で仮投稿してもらい、そこから先どこまで粘るかはケースバイケースだが、第3稿に到達しない場合は投稿見送り)、現在は初めて原稿を書く人はメンターに添削してもらっていない原稿は小町には送れないシステムにしてあるので、だいぶ安定的に投稿できるようになってきた。今回も〆切1週間前には半分以上が仮投稿できていたし、あとは一つ一つの研究のアイデアをいかにブラッシュアップするかだなぁ。