朝起きて国際会議の投稿論文x3の最後のチェック。〆切間際だと、コメントを入れても本人がそれを読んで反映する時間を考えると、2時間前くらいが限度で、それを越したらあとは筆頭著者に任せる以外にないのである。
添削は往復するたびにコメントの箇所が減って収束していくのが普通なのだが、ときどき直す量と同じかそれ以上に要添削の部分が増えて全然収束しないことがあり、そういうときは、最終稿に未添削の部分が残っている可能性がある、あるいは添削したがしきれなかった、という思いで胃が痛くなる (実際は、痛くないが日に日に胃がもたれる感じ)。
NAISTは今日受験生向けのオープンキャンパスなのに、昼間で松本先生が添削をしてくれたり、最後までみんな粘ったりと、概ね様々な制約の中ではベストを尽くせたが、やっぱり〆切の2週間前には全体が埋まったドラフトがあるという状態でないと、執筆あるいはチェックのどこかに無理があると思った。M2 の人たちはこれが初めて書いた国際会議の論文だと思うが、自分はどれくらい前から準備したらよい、という感触がつかめたかな?
昼から実家に行く。歩いても行ける距離なのだが、今回は車で。車だと5分だが、実家の駐車場に停めるのが難易度高い。バックで車庫入れしたいのだが、道路の向かいに電柱が立っていて十分前に出られないし、そもそも大きな車だとすれ違うことも厳しいくらいの細さなので、結局車庫に入れるのは諦めて、半分だけ突っ込んでおいた (一応他の車は通れるように)。小町家がここに引っ越してきてから20年近くになるが、今日まで一度もこの車庫に車を入れようとした人がいなかったので、入れにくいのが発覚しなかったのであるが……(いつもは自転車だけで、一時期兄のバイクがあったくらい)
夕方は武蔵境のイトーヨーカドーへ。スタバに行きたいのだが、2人がけの席はいつも満席で、坐れるのは朝早くか夜遅くくらいかなぁ。武蔵境駅南口駅前で場所がいいので仕方ないとは思うけど……。
夜、TEDの番組がNHK教育テレビで再放送していたので見る。TEDは15分間各界の著名人がトークするイベントで、YouTubeで自由に見られるので最近爆発的に視聴されているようで、ってこの数年にできたのかと思いきや、インターネット配信するように方向転換したのが最近で、実は何十年もの歴史があるイベントだった、というのを初めて知る。
TEDはテクノロジー、エンターテイメント、デザインの頭文字だそうで、学際的な融合を目指しているそうである。確かにテクノロジーに偏らないというのは重要かもしれない。自分の所属する学部は「システムデザイン学部」という何をやっているのかよく分からない名前なのだが、一つの大きな特徴として、工学的アプローチでデザインをやっている (インダストリアルアートコース)、というものがあり (九州大学の元九州芸術工科大学だった芸術工学部や京都工芸繊維大学など、限られた大学にしかこのようなコースはない)、実はTEDの精神の一つでもあるテクノロジーとデザインの融合を目指しているのであった。
とはいうものの、インダストリアルアートコース以外の4コース (航空システム、経営システム、ヒューマンメカトロニクスシステム、情報通信システム) が全部「システム」でまとめられているのも相当大雑把だと思うが……。航空とヒューマンはまだ作っている感があるのだが、情報も負けずにもっと (少なくともソフトウェアを) 作っている感を出していきたい。