ありときりぎりすと日本人

午前中、国際会議の投稿論文の〆切を一つ乗り越えたかと思いきや、カメラレディ論文の〆切が数日後に迫っているので、そちらの添削。とはいえ、まだ採択が決まっていないのと違って、もう採択が決まっているので気楽なものである。

ただ、よくよく考えてみると、採択されるかどうか分からないから限界までクオリティを上げ、通ったらあとはお気楽というのと、不採択の論文は世に出ないから気楽でいいが、採択された論文は一生あとに残るので限界までクオリティを上げるという (どちらを重視するか、という二択をあえてするなら) 選択肢があり、前者の態度は入試が大変だけど入学したら遊ぶ、という日本的な考え方なのかも、と思ったりする。もちろん、両方全力投球すればいいのだが……。

午後は3時間ほど論文の査読。あまり休日や夜に家で仕事をしたくないのだが、先週論文執筆と共同研究のミーティング等でほとんど時間が取れなかったので、仕方ない。家でやっていて抵抗感がない順に「紙ベースの仕事 < iPad でできる仕事 << Mac でやらないといけない仕事」という序列があるので、査読の前処理として印刷した論文を読んだり、印刷した論文に赤ペンでコメントを入れる、というのが家に持ち帰ってやる仕事の代表格である。

夜は銀行や保険について調べたりする。そろそろちゃんとした保険に入っておいた方がいいと思うのだが、特約を見るとあまり意味がないものが多かったり、どうなんだろう……。