いろんな人と話すと視野が広がる

朝から委員会の仕事。いろいろあってなんともいえないが、情報通信以外の教職員の方々と知り合えるのはそんなに悪くないと思う。首都大は教職員だけ (講義をする建物や、学生室がある建物とは別に) 独立した建物にいるので、廊下で自分の専攻以外の人にも会いやすいし。

お昼はプログラミングチュートリアルパーセプトロンの実装の確認と日本語の単語分割の解説。研究室のみんなで実装をして、できていない人がいたら公開デバッグをするのだが、やっぱり実際書いてみるといろんなところでつまずくものである。今日はパーセプトロンの実装が、動いているように見えるのに学習された重みが変、という状態で、重みの更新が実行される条件判定をよく見てみると、正解ラベルと予測ラベルが異なるときに更新する、というようになっているのだが、正解ラベルが文字列で、予測ラベルが整数になっていて、ラベルとしては目で見たら同じでも異なると判定されて毎回重みが更新されていたのであった。分かってしまえば単純なのだが、自然言語処理のプログラミングで、あるある系である。

単語分割の解説をしたあと、個別にパーセプトロンデバッグに付き合っていたら、[twitter:@underspecified] さんが学生室に参上。16時からトークをお願いしていたのだが、まだ時間が早かったので、とりあえず教員室に移動。和光市から首都大だと、東武東上線朝霞台まで行ってJR武蔵野線に乗り換え、西国分寺で中央線に乗り換えて豊田駅まで来る、という感じらしい。

@underspecified さんと、お互いの新しい職場について情報交換したり、研究テーマについて話したり。お互い最初の半年くらいは様子見で、本格的にスタートするのは夏〜秋以降かなぁ。

夕方は東北大で行った研究内容についてお話ししてもらう。まだ自然言語処理の基礎勉強中なので、と伝えていたので、細かい手法の話は最小限にしてもらい、なおかつ必要があれば適宜解説を入れてくれたので、助かった。こういうのって、どこまで詳しく話してもらえばいいのか悩む。自分もNAISTに入学した直後はあらゆる研究のトークがほとんど理解できなかったが、1年もするうちに段々分かるようになってきた (恐らく自分で一度対外発表をしたときだいぶ勉強したため) し、分からなくてもちゃんとした話を聞いておいた方がいいのかもしれないし、どうなんだろう。

(ちなみにゼミ室に相当するものがないので、ときどきこうやって壁に映してやったりしているのである……)

夜は豊田駅に移動して懇親会。人生再生酒場という居酒屋に行く。名前は妙だが、普通の居酒屋 (チェーン店らしい) で、値段はリーズナブル。学生3人が来てくれて全部で5人、3時間飲み食いして1万円ちょっと。これくらいならしょっちゅう来てもいいな〜。学生たちにとっては、いろいろ研究の話や企業の話、大学 (院) の話など聞けて、楽しんでもらえたようでよかった。今後もゲストが遊びにきてくれたら、こういう飲み会を開催したい :-)