電話

京都駅に着いてメールを読んでみると、じゅんくんは今日は新年会があるから泊まれない(もともと月曜泊まっていいよ、という話だったので、こっちが無理を言ったのだが)そうなので、F 原の携帯に電話をかける。メールでは「部屋を見たら泊まりたくなくなることは保証するので、悪いことは言わないから夜行バスで帰ったほうがいい」と書いてあったが、電話してみたら泊めてもいいよとのことだったので押しかける。

まず京阪線七条駅に行って柳出町まで電車に乗って、そこに着いたらまた電話してくれ、とのことだったので、鴨川まで歩いていって道を訊きながら柳出町まで電車に乗る。そこで電話をまたかけると、今度はちんちん電車に乗って2つ目のところで降りろ、と言われたので叡山線に乗り2つ目の茶山という駅で降りる。この電車、世田谷線のように普通の住宅街を通っているだけなので、駅を降りても公衆電話が見つからず困る。

100m くらい歩くとローソンの横に電話を発見したので携帯にかけてみると、いまどこ? と言われるので、ローソンの横だ、と答えると、ちょっと待ってて、と言われたので5秒くらい待っていると向こうから F 原がやってくる姿が見える。なんでも、住んでいるところが駅から歩いて数分くらいのところらしい。

F 原の住んでいるところは想像したよりはましなところで(去年の冬休み一緒に旅行したとき、彼の部屋がどういう状況になっていたのかを考えると、それと同じかそれよりきれい)、一人部屋としては普通の広さで、鳴門から持ってきた寿司を食べながら近況やら今後の展望やらを喋る。去年はあまり喋れなかったが、今年は喋ろうと思って行ったこともあってかいろいろと話せてよかった。

シャワーを浴びると寝袋を支給してくれたので、キッチンの前のスペースで身体を折り曲げながらがんばって寝る。突然押しかけていったのに泊めてくれたのでとても助かる。結局電気を消したあとも喋っていたので、2時くらいまで起きている。酒を飲んでもいないのによく喋るもんだ。F 原が酒飲みだということを知ったのも大学に入ってからだから、なにもなしで喋るのが普通なのか。