2年間ずっと会えずにいた世代

今日は妻の出勤日だが、自分も学位記授与式の日なので出勤。

午前中、いつもは研究室の卒業生に記念品(ボールペン)を渡すことにしているのだか、数を数え間違えて1つ足りなかったので、駅の文房具店まで買いに行ったりする。首都大に来てからずっと同じようにしているのだが、着任した当初(2013年度)は駅の周囲に3軒文房具屋があったのに、今は1軒しかなくなっていて、時代を感じる(本屋も2軒潰れた)。まあ、どんどん文字も書かなくなっているし……。

昼は NLP コロキウムを BGM に聞いたりしつつ、出勤してから NICT の受託研究のミーティング。事前接続確認があるような会に出るのは久しぶりなのだが、色々プロジェクトに対してコメントやアドバイスをいただいたりして、勉強になる(自分の担当部分に対する質問は特になかったのだけど)。期待も感じたので、今後は少しずつアウトプットも出していけたらなと思っている。

夕方は研究室に集まって追いコン。2020年3月の追いコンから、飲食するようなものはしておらず、研究室に集まって記念品を渡して卒業生から一言、教員から一言、在学生から一言、という形式で(オンライン参加もできるハイブリッド形式で)やっており、今年もそれを踏襲。懇親会的なものができるといいなあとは思うのだけど、人数的に難しい。

今年の3月に修了する学生たちは、研究室での生活の大半がオンラインになった世代で、それがいいか悪いかどうかはなんとも言えないのだが、昨年の後半、勉強会の一つで月に1回だけ対面でミーティングをすることにしたら割と良かったので、もう少し対面の機会を作ってあげてもよかったかな、とは思う(完全に後から考えれば、ということだが)。この2年間で初めてお互い会ったという学生もいるし(研究室のミーティングや勉強会での顔出しは、2020年当初から強制していないので、学生同士はいつもは声しか聞いていない)。

自分自身はあまり大人数でワイワイやるのが好きな性格ではないのだが、研究室の新入生歓迎 BBQ ができなくなったのは残念に思っていて、いつか再開できるようになったら、改めて今年の卒業生たちにも来てほしいなと思ったりしている(2020年4月の BBQ から開催できなくなってしまったので)。なんとなれば NAIST 松本研も OB/OG が BBQ に来てくれるのが、あれだけ自然言語処理コミュニティで大きな存在感を放っていることに通じると思っているくらいなので……。

ともあれ、今年度で自分が首都大に来てからやりたいと思っていたことは全部やった(今年度、学部再編後に入ってきた学部生が卒業する「完成年度」であった)気がするので、自分もこれでようやく肩の荷が降りた。あとはカリキュラムの微調整みたいな仕事は残っているが、設計から立ち上げの仕事と比べると運用に属するものなので、気楽に過ごしたい。