100件の問いに答える3時間

ようやく体調不良が治ってきたかなという感じで、今日は出勤日。

午前中は大学院のプロジェクト演習で、少しずつ2021年時点のコンピュータ将棋の現状が分かってきて、そこそこおもしろい。

昼からの研究会は言語処理学会年次大会の目次発表。毎年最大で何件くらいの発表になるかを見積もるために、この時期に目次を出してもらっているのである。例年は10件くらい(全てポスターで)発表しているのだが、今年は5-6件程度となんだか少ない感じ(しかもほぼ全て共同研究)。今年はなぜか新入生がほとんど年次大会に投稿しないようで、例年と正反対なのだが、なんでだろう……。

午後は南大沢に移動して「人工知能・自然言語処理概論」の授業。今日は3回分の授業で集めた質問100件全てに答えるという、自然言語処理概論 QA 100本ノックである。1本あたり1分弱で答えれば90分の授業で終わるかなと思ったが、1コマ分では半分しか終わらず、結局休み時間を挟んで90+60=150分ずっと話していた。どの質問も、結構考えるのかおもしろかった。対面とオンラインのハイブリッド開催だったのだが、最後まで残って聞いてくれた学生が1人だけいたので、虚空に向かって話すのでなくて助かった。残ってくれた学生と30分雑談したので、結局2コマ分フルで話した感じで、喉がカラカラになってしまったが、色々話すことができて満足である。