オンライン時代になった公聴会

今日は在宅。朝の体温も36.2度で、まだ喉の痛みはあるものの、治ってきたようだ。抗生剤を飲んでいる効果もあるかも。

お昼休みは B3 向けの研究室公開。アナウンスまでの時間が少なかったせいか、あるいは他の複数の研究室と重なっていたせいか、結局誰も来なかった。うちの研究室を希望する人は研究室公開に出てほしいと書いたのだが、何人来るのだろうか(ドキドキ)。

しかし結局体調がすぐれないので午後は公聴会まで休む。

夕方は @MasahiroKaneko_ くんの公聴会。オンライン(Zoom)のせいか30人を超える参加があり、学外からの参加が半分を超えていて、時代を感じる。今後も公聴会は基本的にオンラインでいいのではないか、と思ったりする(質疑応答の部分が難しいのだが、チャットを活用するとか工夫して)。

彼はうちの研究室で修士から博士に進学して博士号を取得する初めての学生(うちの研究室で初めて博士号を取得したのは @moguranosenshi くん)で、理研 AIP の RA をして東北大学のグループと共同研究をしたり、リバプール大学に滞在して @Bollegala さんと共同研究をしたり、あちこちで研究をしているので、受け入れる前は小さな研究室だから十分な研究環境が提供できるかと心配していたが、彼に関しては杞憂であった(うちの研究室としては、学振 DC2 にも採用されて研究していた)。最近は研究室の学生の研究の面倒も見てくれているので、八面六臂の活躍である。

公聴会は質疑も活発でとても良かったが、指導教員の自分からも質問をしたところ、その内容は実はすでに取り組んでいて、@Bollegala さんと共著で EACL にフルペーパーを投稿している(その後、この論文を含む2本の論文が採択された)とのこと。そもそも投稿したことすら自分は知らなかったのだが、指導教員から離れて研究する、というのもバンバンやっていて、とても頼もしい。自分も大学院の在学中は指導教員である松本先生とは別に研究をたくさんしていたが(確かに松本先生が共著に入っていない論文については、投稿したことも松本先生には事後報告だった気がする)、なるほど指導教員から見るとこういう感じだったのだな、と10年後に理解する。

公聴会後はクローズドの博士論文第2回審査会。2018年に学部・研究科を再編後、初めての博士後期課程の学生なので、色々な書類の作成も初めてなのである。そもそも博士号取得者自体がうちの研究室的には3年ぶりで、慣れていないところもたくさんあるのだが、おいおいコンスタントに博士号取得者が出るようになるといいなと思っている。