投稿が増えれば下がるクオリティ

今日も今日とて原稿をたくさん見る必要があり、在宅勤務。

午前中は言語処理学会論文誌に投稿予定の原稿2本の最後のチェック。9/1の締め切りまでに出せば、採択だった場合に日本学生支援機構の奨学金の返還免除の申請のための業績として間に合うのである(これより後の場合、一発採録でないと間に合わない)。修士論文相当の研究は、フルペーパーまたは論文誌として発表してほしいと思ってはいるのだが、現実的にはなかなかタイミング的に難しいものがあり、こうやって修士の在籍中に論文誌を投稿する(査読者との往復も終わる)インセンティブがあるというのはよいことである。

論文誌といえば先週から今週にかけて、1本が採録の通知があり、2本が不採録の通知があった。採録の方はよいのだが、不採録の方はいずれも1回の照会のあとの不採録通知なので、厳しい。両方、年内にアクセプトされるとよいのだけど。

午後は国際会議の論文の査読 x3。残り2本あるのだが、日本時間的には明日が締め切りなので、明日にかけるしかない。この国際会議、査読を送ると他の査読者の査読結果が(あれば)見える設定になっている(そうしていない国際会議もある)のだが、他の査読者のコメントを見ていると、先日査読をした国際会議(初開催)の方が、みんなしっかり査読しているような……。どうも、投稿数と査読の質が反比例している気がする。質の高い査読ができる人の数は線形にしか増えないだろうから、仕方ないが……。