充電をしつつ使えるディスプレイ

今日明日で今週締め切りの論文誌 x2 と国際会議の査読 x5 を片付ける必要がある。移動時間がもったいないので在宅にする。

午前中は左肩の鎖骨骨折の診察。順調なので来月下旬に来るのが最後で良いですよ、とのこと。まだ回すとポキポキ鳴るし、時々痛いし、左側を下にして寝ると明らかに痛いので、治っていないのであるが、少しずつリハビリしていく必要があるとのことである。ここ2ヶ月くらいは土曜保育でセーブしていたが、9月は土曜日は上の子と遊んでリハビリかな。

昼からは査読をしたり、論文誌の原稿にコメントを入れたり、研究会の原稿 x2 にコメントを入れたり、原稿と合計3時間ほど睨めっこ。在宅勤務用に縦長に回転できる Dell の24インチのモニタを買ったところ、USB Type-C で接続すると USB 給電で MacBook Pro 16インチが充電されるのが素晴らしい。原稿のチェックのように、常に縦長で使うなら27インチでもいいのだが、Excel 作業等ときどき横長にして使うので、そうすると自宅の机の幅的には24インチでないと困るのであった。しかしこんなのが2万円ちょっとで買えるなんて、すごい時代になったものだ。同じく家で使っていた妻の博士論文の執筆のとき(10年以上前)から随分お世話になった24インチのモニタはお払い箱になったが、これも当時はすごく綺麗な画面だと思っていたものだが、いま見るとボケボケで解像度も周りと違って使うのがしんどかった。まあ、映ればいいという用途には今でも普通に使えるので、そちらは大学でサーバ管理に使おうかなと……(年に1-2回必要になる)。

上記の仕事の合間合間にミーティングが2件。

1件は学部教務に関するミーティング。今年は本来情報通信システムコース(学部4年生)に関する学部教務の仕事だけなのだが、情報科学科もまだ完成年度ではなく色々と引き継ぎながら決めないといけないことがあり、情報科学科の仕事もそれなりにやっているのである(ダブルチェックの意味もある。こういうの、複数人で確認しないと、致命的な見落としがあったりするので、仕事の量は増えてしまうのだが、少なくとも新学科の体制が落ち着くまでは、必要なことだと思う)。

もう1件は大学の仕事ではなく兼業の仕事。データを見つつディスカッションをすると、色々と(ドメイン知識的に)興味深いことを教えていただいたりして、おもしろい。論文が書けるような話ではないのだが、このお仕事は結構勉強になる。元々話をいただいたのが武蔵つながりで、不思議な縁である。先日武蔵の同期とも話して再認識したが、武蔵生は頭の使い方がみんな似ていて、自分の頭、自分の言葉で考えているように思う。なので、未知のことに遭遇してもちゃんとストーリーを追えるし、(意図せずあるいは意図的に)説明していないことがあったらすぐに気がつき、本質的な質問をしてくれたり。自分は武蔵にいたときは(ときも?)正統派というより異端派で(将棋で言えば居飛車党ではなく振り飛車党で、相手の出方によって対応を変える)、相手によらずスパッと切れるような話ができる人たちを、すごいな、とうらやましく見ていたものであるが、40歳くらいになってようやく、自分は自分で役割があるのだな、と思うようになったりしている。そう思うと、今のような環境で仕事ができているのは、特に意図した訳ではないのだけれど、ちょうどいい。