来年のために今から種を蒔く

土曜保育の依頼は前の週の金曜日までにすることになっているのだが、どうも今日の土曜保育の依頼が(前日に確認したところ)入っていなかったようで、申し訳なく思いつつお願いする(うちだけでなくもう1人土曜保育の子がいたのでよかったけど、ゼロ人だったらお願いしなかっただろう)。

午前中は国際会議の会議録(proceedings)の作成のお仕事。大きな国際会議だと publication chair として分かれているのだろうが、小さい会議だとこれもプログラム委員長業務のようである。大きな国際会議だと分担しないとどうしようもないのだろうか、自分としてはこれくらいの大きさ(というか小ささ?)の国際会議の方が、自分たちでやっている感があっていい。

お昼からは国際会議の原稿と論文誌の原稿へのコメントを、合計3.5時間ほど。同時に投稿する人が2人くらいだとそこそこ時間が使えるのでいいのだが、たぶんフルペーパーだと3本が限界で、4本以上はなかなか厳しい。ACL 2020 は投稿〆切が12月9日と発表されたが、これくらい早いと言語処理学会年次大会で追い込むような人はそもそも投稿できないので、ちょうどいいかなと思っている(去年の NAACL の投稿は、12月〆切でだいぶ余裕があってよかった)。4月にならないと採択結果が分からないというのはちょっと困るが、そもそもこんなに査読に時間がかかるなら TACL に投稿するわ、という人もいるだろうし、猫も杓子も ACL だとパンクすると思っているので、そのように TACL に誘導するのはよいことだと思う。

あと、去年からショートペーパーに投稿するのは極力避けることにしていて、それは不採択だと他の国際会議に出しにくい(し、修士論文のボリュームからすると不釣り合いになる)からなのだが、昨今のACL のショートペーパーの採択率を見ていると、歩留まり的にも適切な判断であったと思う。今年の ACL chair のブログを見ると、日本、インド、台湾、デンマーク、スペインはフルペーパーよりショートペーパーの方が多いという話だが、中国はフルペーパーの方が多いし、特に言語の問題というわけではなく、それぞれの国で業績がどのように評価されているか(あるいは評価されていないか)、ということを反映しているのではないかな……。(日本からはショートペーパーよりフルペーパーの方が採択率が高い)