自学科の単位にできる方が良い

午前中は木曜日のグループの進捗報告を聞く。春休みが間に挟まっていたので、まだ研究モードに入れていない人もいるようだが、少しずつウォーミングアップしていく。みんなができていないときに着実に進めていくことが、最終的な結果につながっていくので。

昼からは自然言語処理の基礎勉強会。B4/M1 の新入生向けには4月には自然言語処理の基礎勉強会と機械学習の基礎勉強会をそれぞれ週2回(合計週4回)入れており、毎日何がしかのイベントがあるようにしているのだが、これは毎日やるという習慣になっている方が精神的な負荷が少ないので、あえて毎日やるようにしているのである。あと、同じ勉強会が週2回あるのは、NAIST のクオーター制の授業が1科目週2回で短期間の詰め込みに最適だと思ったのと、オーストラリアの学部の授業も週1回の講義と週1回の演習(チュートリアル)がセットで割と良かったので、どうせ授業が始まる5月までは他の基礎勉強会も始められないので、自分的にはちょっと大変だが、今年は学部生向けの自然言語処理の授業も機械学習の授業もあるので、脳のリハビリも兼ねてやってみる。

午後は Skype による学科会議。あっという間に世の中がビデオ会議に切り替わってびっくりしているところだが、このように技術的に可能なら定常的にリモート参加可能にしてほしい。ただ、学科会議のように結構議論をする会議は、やはり対面の方がいいかもしれないが……(教授会やら、南大沢で開催される各種委員会のように、議論をすることが主眼ではなく、既に実質的な議論が終わった案件を承認することが目的の会議は、フルリモートでいいと思う)

夜はいつもはまず仕事をしないのだが、編入生の単位認定案を作らないといけなかったので、眠い目をこすりながら単位認定案を作成する。しかし情報系以外から編入してくる学生の単位認定に本当に苦労するし、せっかく入ってきても留年のリスクが高すぎると思う(し、留年を回避できたとしても、取得しないといけない単位の関係で、取りたい授業が B3 では取れない可能性が高い)ので、電気・通信出身の人は可能な限り電子情報システム工学科を受けることを真剣に検討した方がよいのではなかろうか。情報科学科は自学科の科目として認定できる科目のレンジが狭いし、そもそもプログラミングやコンピュータサイエンスの授業をほとんど受けていない状態で情報科学科に編入すると、これらの科目の大部分が本学部では南大沢開講なので、3年次修了判定を満たすためにかなり南大沢に行かないといけない、という特殊事情もあるが、電子情報システム工学科は、電気電子系の科目でも自学科の科目として認定できるので、留年する可能性が極めて低いのである。

編入学試験で、情報科学科の人気が高いのはありがたいことだし、その厳しい選抜を乗り越えてきた優秀な学生が来てくれるのは嬉しいのだが、せっかく来てくれても単位認定や履修で不満が残る(し、それに起因して研究室選択もしこりが残る)のは本末転倒だし……。一応、学科内でも可能な限り編入学生に不利益がないようにということで色々調整してはいるのだが、なかなか厳しい。