午前中は博士後期課程の学生の公開期末評価の発表練習だが、ちょっと臨時のコース会議が挟まったので途中で中座させてもらう(学部教務委員として審議事項があったので)。8月の臨時のコース会議の開催も、多分今年度が最後なのであるが……。戻ってきてから ACL の参加報告を聞いたりする。イタリアは楽しかったようで何より。国際会議は参加して楽しんでなんぼだと思うし、今年は卒業する前にみんな参加することができてよかった(旅費を捻出するのが今年は本当に大変なのであるが)。
お昼からは博士前期課程の大学院入試の面接。筆記試験免除の学生と一般選抜、留学生特別選抜の学生の面接をするのだが、自分のいる部屋(人工知能・自然言語処理分野)の志望者の面接を聞いていると、明らかにうちの研究室志望の学生の受け答えが他の研究室志望の学生と違う(ちゃんとうちの研究室の特性を分かっている)ので、頼もしい感じである。去年から既にそうだが、情報通信システムという名前から情報科学という名前になったせいか、たまたまブームのせいか、大学の名前が変わるせいか、理由はよく分からないのだが、受験生のレベルが爆上がりしている。
うちの研究室に関しては、昨年度の学生(今年度に入学した学生)あたりから、これまでなら NAIST 松本研を勧めていた学生を受け入れるようになったこともあるのだが、多分学生的には NAIST 松本研の学生と遜色ない多様な学生が来てくれるようになったし、ここから先は指導教員次第だと思うので、気が引き締まる。自分が松本研に入学したときは、松本先生は NAIST に来てからもう10年以上経っていた(年齢的には48歳だった)のだが、自分もあと1サイクル(7年)くらい経ったら48歳になるし、そのころには都立大の環境で何ができるのか、ということも分かっているのではないかな(首都大の環境で何ができるのか、ということは既によく分かったので、特に反省点はないのだが)。
夕方は臨時の学科会議。1時間で終えたい、という強い力が働いた気がするが、だいたい1時間で終わって育児世代フレンドリーでありがたい。情報科学科は筆記試験と面接が1日で終わるのだが、これだけ受験生が多いと1日で全部やるのは大変だし、2日開催にせざるを得ないのかもしれない、と思ったりする。