英検の準一級はお買い得

午前中は拡大(新組織と旧組織の合同)システムデザイン学部教務委員会。授業のない期間なので、朝早くにやらなくて済むのはありがたい。

午後はオフィスアワー。

夕方は南大沢に移動して国際副専攻委員会。若干開始時間を間違えていたが、なんとかセーフ……。情報科学科のグローバル人材育成入試(AO 入試)は今年からスタートなので、どういう学生が受けてくれるのか不明だが、英検準一級(TOEIC で言うと730点くらいと言われている)で出願できるというのは、受験生目線からするとかなりお得な制度だと思うので、本学に興味ある高校生はぜひご検討いただきたい(まず知名度の点から目立たないので、気がついた受験生はかなり運がいい)。

どうも高校訪問の結果を聞くと、文系中心で英語に全部のパラメータを振ってくるような高校だと準一級程度は(進学校でなくても)普通に取れるスコアだそうで、実はグローバル人材育成入試の受験生もほとんどは文系の生徒。もちろん、理系の学生はそうではないので、この点数は相対的に高いのだが、帰国子女を想定すると高いハードルでもないし。(本学の帰国子女の入試は前期試験と同じタイミングなので、それより AO 入試の方が時期が早く、受験生的には嬉しいらしい)

ただ、さすがにそれだと情報科学科は理系の能力が分からず、入学後の授業についていけない可能性があるので、最低限の理数系の知識を判断するためにセンター試験も受けてもらうことになった。理数系の能力が適切に分かるなら別にセンター試験まで引っ張らなくていいんじゃないかなぁ、とは思うが、わざわざ数名のために試験問題を作るのも負担が大きいので、とりあえず最初は仕方ない。入学したら線形代数微分積分は単位を取らないと卒業できないし、センター試験レベルができないとまずいよね、という趣旨なので……。

ちなみに仕事で英語を使う可能性が高いのは文系の学生ではなく理系の学生だと思うのだけど、日本の教育だと英語を仕事に使いたい人はなぜか文系になってしまう。どういうふうに伝えると、英語で仕事がしたい人が理系になってくれるのだろうか?