実装をしないときっと分からない

昨日の夕方に体調が悪くなる兆候があった(頭痛と食欲不振)ので、帰宅前投機的にロキソニンを飲んでみたところ、致命的な体調の悪化は防げているようだが、どうも調子が悪い。

午前中は古典の論文紹介。毎回発表者に加えて「クリティーク」と呼ばれるツッコミ役の学生を指名して、事前に準備してきてもらっているのだが、今回はクリティークに(日本語があまり分からない)留学生を指名していたのがちょっと申し訳なかったかなと思う。というのも、説明自体は日本語でしてもらうので、クリティーク自体は英語で喋ればいいものの、その前の1時間程度の説明がほとんど分からない、という形になってしまったので……(小町の解説や質疑の部分は英語でしたけど)。ちょっとこのマッチングのやり方については今後検討の余地がある。

来週が大学院の夏季入試の出願締め切りだが、今年度はどうも博士前期課程の入試で取れる人数が非常に限られているので、一般選抜の学生はほとんど取ることができない(すでに筆記試験免除で内定している学生を含め、来年4月に M1 になる学生として、4人定員があることは確実だが、5人以上は保証できない)。一応4月に研究室に来たときから、一般選抜の大学院入試を受ける人の進学は内部生と言えど(当然研究生と言えど)全く保証できないし、保証もしないということは研究室内の B4/研究生には何回か伝えてはいるのだが、そもそも4月に配属された段階で「厳しい」と言われてもそこから就職活動に切り替えられるでもないだろうし、少なくとも他研究室や他大学を比較検討する時間はあるはずなので、十分予告するというのが教員ができるせめてものサポートである。

同じコース内でも、院試に落ちないように研究室の活動を減らして院試対策(数学の問題を解かせたり)をさせる、というような研究室もあると聞いているが、うちの研究室の場合そこまでしないと入れない人は(内部進学生といえど、研究や基礎勉強会をやらないなら)外部受験生と同じなので、博士後期課程に進学したいという学生でもない限り、そういうサポートはしないかな……(博士後期課程に進学したいという学生であれば、そもそも筆記試験免除が取れるはずので、実際に発動することはなさそうだが)。

午後はメール処理ののち事務処理、そしてコース内のお仕事。

夕方は国際会議の原稿の添削 x 2。〆切まで1週間前だが、そろそろ英文校正に出しまくらないといけないので最後の追い込みである。

夜は Skype 会議。昨日からの体調不良もあるが、なかなか理解が追いつかない。EM アルゴリズムは自分で実装したことがあるが(実装して初めて「なるほど」と思ったが)、変分ベイズ法は自分で実装したことがないからだろうか……(Gibbs サンプリングしていた)。これ自分で時間を取って作ってみないと分からなさそうな雰囲気がしている。