2年前までに告知をしなければ

午前中、共同研究のミーティング。夏の研究成果報告会だったが、2ヶ月で2つのテーマをやる、というのはなかなか大変なので(1テーマを深堀りするのかと思っていた)、よくがんばったと思う。あとは来年の国際会議の投稿シーズンに向けて何をするか、というところかな。

お昼は情報処理学会自然言語処理研究会(NL研)の発表練習。最近、発表練習に関しては自分はあまりコメントを言わず、学生同士でコメントし合ってもらうようにしているのだが、割と自分が言うべきことはみんな言ってくれているので、研究室としてのレベルが上がってきているように思う。あとは、学生だけでこういうような発表練習を開催して、グダグダにならずにこのようなコメントがお互いにできるようになるといいのだが、難しいだろうか……。Dの学生に任せる、というのもありうるが、学生は研究をするのが仕事で後輩の面倒を見るのは(RA や TA などで給料を払ったり、共著者に入っていたりしないかぎり)仕事ではないと思うので、いい落とし所を見つけたい。そもそもこの学生数に対して教員が自分だけ、というのが問題なのだが(汗)

午後は南大沢に移動して国際副専攻委員会。国際副専攻というのは首都大の制度なのだが、一般選抜とは別に選抜を受けて入学し、半年〜1年間の留学および所定の国際副専攻に関する単位を取得することによって「国際副専攻修了」という学位が得られるという制度である。学生としては主専攻に所属するわけで、留学をしなければ単に「国際副専攻修了」という肩書きが得られずに卒業するだけなので、意味的には英語力が出願要件にセットされているAO入試、というわけである(実際、センター試験を利用するコースでは「AO入試」という枠で出願する)。

自分は首都大の教員としては大学院入試委員→大学院教務委員と来ているので、正直学部入試や学部教務の大変さはまだ実感していないのだが(いや、学部教務の大変さは今年に入ってからかなり他人事ではなくなってきたが)、こういうのに参加するとなると、学部入試に関わることになるので、結構大変そうに思っている(これも、他人事ではないが)。受験生(学生)の不利益になるような変更は2年以上前に告知しないといけない、という文科省の「2年前ルール」とか、学部に関するさまざまなことが(数)年単位で動くのは、これはこれで仕方ないことなんだなと思ったりする。まあ、受験生(学生)の有利になるような変更は、2年以上前に告知しなくてもいいらしいが……。