ポスターはパンデミックと紙一重

本日は B4 の特別研究発表会。なんとか今日まで自分も学生たちも病気にならずに来ることができてよかった。

学生たちの予稿を見ると、研究室ごとに千差万別である。B3 の学生には「特別研究発表会に来て、配属希望先の研究室の発表を聞いたり予稿を見たりしたほうがいい」と伝えているのだが、1年後の自分がどういうスタイルで研究しているのかは百聞は一見にしかずだし、研究室のカラーもあるので、聞くことを強くお勧めしている。本当のところは、修論発表会と合わせて聞くと、研究室の中では全員がほぼ同じテーマでタスクを分割して研究するスタイルか、それとも年によってかなり違うテーマで研究するスタイルかも分かるので、両方出たほうがいいのかもしれないが。

ポスターには一応副査になりうる学生たちの発表を聞いてコメントすることにしている。この段階でコメントしておくと、2年後の修士論文の審査が格段に楽になるので、たった1時間(2セッションあるので2時間)使うだけだが、簡単でリターンの大きい投資なのである。あと、今年の B4 の学生はちょうど自分が幹事の仕事として推薦入試の選抜および事前勉強会の担当をした代なので、10人ほどは高校生のころから知っており、親近感もある。推薦入試でどのようだった学生が4年後にどうなるかについての知見を得て、非常に有益であった(幹事は色々仕事があって大変だが、少しずつ大学についての理解が深まるので、色々やるのも無駄ではない)。

とはいうものの、1つ目のセッションを聞いていたら、研究室内で秘書さん以外全員がダウンしているという某研究室の学生のポスターを聞いていて、自分も調子が悪くなってしまう。明らかにやばいウイルスを保有している気がする。2つ目のセッションの半分だけ聞いて、吐き気がしてきたので部屋に戻って安静にする。なんなんだこれ……。(研究室に持ち込むとパンデミック発生しそう)

夕方は死に体になりながら大学院生の(非公開)期末評価に出たりする。副査の先生方と色々情報共有し、なるほどな〜と初耳情報もあったりして、大変参考になった。大学院は小さい所帯なので、うまく運用できるようになっているのだなと思う。