Slack と Google Docs 組み合わせ

午前中はオフィスアワー。論文誌の再投稿〆切が近いので、どういう方針で書くかを相談したりする。

午後は特別研究(卒業研究)発表会。ときどき英語で予稿を書く学生がいて、以前は貴家研究室の学生が書いていたことがあるが、今年は酒井研究室の学生が書いていた。うちも卒研生の半分以上が英語で論文を投稿するので、予稿を英語で書けなくはないのだが、あまりそこにエネルギーをかけたくないという負のインセンティブがある(日本語バージョンは言語処理学会年次大会に投稿するので、それをベースに日本語版を書く方が楽)というのと、B3 が見ることを考えると英語で書くより日本語で書いた方がいいのでは感があるので、これまでみんな日本語で書いているのだが、英語で書かせる研究室があるというのは刺激になる。

この発表会、指導教員以外の審査委員がいるわけではないので、実は指導教員以外の人はコメントする義務も評価する必要もないのだが、経験的にここで将来副査になりそうな学生の研究を見ておく・コメントしておくことが、最終的な修士論文のクオリティに大きく影響を与えることを発見して以来、審査委員になりそうな学生の研究はちゃんと見てコメントするようにしている(逆に言うと、前から知っている学生の発表でも、審査委員になりそうにない学生の発表は聞いていないのだが、これは発表時間がとても短く、到底回り切れないことに起因する)。卒業研究と修士論文で最終的にかなり違う研究テーマに取り組む学生もいるのだが、学部時代から継続して取り組んでいるか、あるいはテーマ的にいったん切れているかという情報も、どういうコメントをすればいいかというのに関係してくるのである。

夕方はコース会議。旧組織での会議もどんどん議題が少なくなっていて、あと2年でなくなるのかと思うと感慨深いものがある。大学運営の時間は少なくすべきなので、減るのは歓迎ではあるが。

夜は言語処理学会の論文誌の査読対応。結局学生たちとは Slack でつなぎ、Google Docs を開いて3人で同時に作業する、という方法でなんとか書き上げた。こういうのは心臓に悪いし、結局3人がかりで5時間かかったので、夜間・週末にかからないようせめてあと1日早くスタートすべきであった(汗)結局、このときのダメージから回復するまでに2週間かかったし……