修論の発表会じゃ遅すぎる

今日は朝から修士論文の発表会。大学院教務委員なので、朝8時半から出勤である。

学生のころ、修士論文の発表会で空気を読まず学生なのに質問したりコメントしたりしていたのだが(そもそも何も発言しないのに話を聞く意味がないと思っていたので)、修士論文の発表会は修士論文の審査を行う場所なので、副査の先生方からコメントをもらわないといけないのである。いま考えると、学生のころは(いまも?)非常識だったものである(でも、教員として、研究室の B4/M1 学生に修士論文の発表会への参加を義務づけないのは、発言できないのに参加を強制されるのはどうかと思うからで、根本的な考え方は変わっていない)。

今回いろいろな研究室の学生の副査をしてみて、博士に進学する人でもない限り、修士論文の審査会で根本的な話をされても困るだろうし、もっと前に言うべきだということが分かった。

ただ、M2 の修論中間発表(9月)でしたコメントが反映されていなくても、そもそも学生側がコメントを反映しないといけないと思っていないかもしれない(査読のコメント無視と同じくらい重大な問題だと個人的には思っているが)ので、M1 の後期の公開期末評価でコメントをして、反映してほしいコメントが M2 の前期の公開期末評価(修論中間発表)で反映されているかどうかをチェックして、反映されていなければ、ちゃんと反映するように指導する、ということが必要なのかな、と思った。(反映してほしいコメントと、単なる感想を、ちゃんと区別して分かるように伝えないといけないが、前者に関しては書面で送ればいいだろうか?)

以上のことができるのはいまの M1 からで、効果が分かるのは来年度からなのだが、教育というのはかくもサイクルが長いもので、気長に取り組む必要がある。

17時半まで盛りだくさんであったが、無事終了してよかった。