問題の数をこなして身に付ける

午前3時に起き、(比喩的な意味で)眠い目をこすりながら修士論文関係のお仕事を終える。成績登録〆切があるので、かなりタイトなのである。

午前中は大学院の研究プロジェクトの最終報告会。インフルエンザで2名が欠席だが、今年はどこもインフルエンザが猛威を奮っている。報告内容は割とおもしろかったが、大学院生に対して、研究以外に相当な時間を使ってもらう、というのも大変なように思ったりする。

午後は「パターン認識機械学習」の機械学習部分の採点。学部3年の後期はほとんどの人が単位を取り終えていて、あまり履修者がいないと聞いていたのだが、ぴったり40人の履修があり、多すぎず少なすぎずちょうどいい感じだった。こんな感じで授業できるなら、学部3年後期の専門の授業をやるのも悪くない。

試験に関しては、1題出題ミス(答えが求まらない訳ではないが、正しく回答すると意図した答えとは違う答えになる)があったが、それ以外は特に問題なし。大問4題出して平均得点率は86%。自分は基本的に平均点が8割程度になるように試験を作成し、ほぼ素点通り成績を出す(5段階評価で4や5になる学生が多い)ことにしているのだが、これくらい平均点が高いテストなので、60点取れなかったら割と機械的に不可にしている。

テストの難易度的には、小学校のテストで60点取れていない、みたいなイメージだが、毎週小テストをしているし、教科書の演習問題程度の難易度で出すとアナウンスもしているし、「たまたま調子が悪くて6割取れなかった」ということはまずありえず、6割取れない人は小テストもちゃんと受けていないか、受けていてもちゃんと解けていないことがほとんどなので……。

難しい問題にチャレンジした方がやる気になる人もいるのだろうけど、そういうのは研究室に入ってからかなぁ。