暖めに暖め抜いてリバイバル

情報処理学会226自然言語処理研究会(NL 研)、2日目。配信担当なので、1日目と同じく中継を監視したり。

お昼は運営委員会。開催地やスケジュールを決めたりする。とりあえず、今年度は全部決定。7月末に岡山県立大、9月下旬に大阪大、12月下旬に東京開催。例年1月にも開催していたのだが、今年度から1月の研究会は廃止し、年4回の開催に決定したので、12月が年度最後の NL 研である。

今の任期中で動画配信(Ustreamニコニコ生放送)がスタートし、、運営委員会もウェブ会議(Skype)で参加できるようになり、優秀研究賞が導入され、NL研のウェブサイトも WordPress で今風になったし、開催回数も年5回から年4回になり、いろいろ改善されていると思う。NLP 若手の会も自分の任期中にいろいろ新しいことを始め、定着したものと消えたものとがあるが、若い人がやりやすいように上の世代が少し一肌脱ぐ、というのは自然言語処理コミュ二ティで風通しがよく素晴らしいところだと思う。

発表はというと、[twitter:@daiti_m] さんの教師なし隠れマルコフモデルの拡張(無限木構造隠れマルコフモデル)の話が圧巻で、優秀研究賞を受賞するのも順当。TACL も含めたトップカンファレンスにも通るだろう。NAIST 松本研で学生のときに考えていたネタだったそうだが、自分もこういうふうに昔考えていたネタのリバイバルができたりするのだろうか?やりたいことはあるのだが、やるという学生がいなくて放置されているネタは両手で数えるくらいある。まあ、学生は基本的には自分で研究ネタを考えてほしいので、それはそれでいいことなのかもしれない。(自分がやるとしたらサバティカル期間だろうか)