研究の初め2年でできること

朝に娘を保育園に送ってから出勤し、NLP-DL(自然言語処理のための深層学習)勉強会にウェブ参加させてもらう。今回は東大鶴岡研の博士後期課程の学生2名で、すごく勉強になる。やはり博士後期課程の学生が複数いると、研究のクオリティが全然違う。

NAIST 松本研も、ものすごい数の博士後期課程の学生がいたのがいい環境だったと思うので、うちも博士後期課程の学生が定常的に複数人いる環境にしていきたい(特にアカデミアに残る人材を育成したいわけではなく、博士に進学したあとインターンしたりして、企業に就職したい人や、社会人博士もウェルカム)。

午後は研究会。今年は思い立って、自分が修士のときにやっていた研究2つ(述語項構造解析と統計的機械翻訳)を話してみる。今となっては10年前の話で、かなり時代を感じるが(統計的機械翻訳は Moses ではなく Pharaoh だったり)、2年間でどんなことができるか、というのを紹介できたかな?と思う。

他の2人は博士後期課程の2人で、それぞれこれまで関わってきた研究について紹介してもらう。ときどきは、現在進行形の研究だけではなく、過去の話を聞いたりすると、この人こういうことやっていたのか、と知ることができていいと思っている(修士のころ、博士の先輩の公聴会に出たりすると、よくそう感じていた)。

夕方は南大沢に移動して新入生オリエンテーション。B1 が授業始まって1週間で、教員ともあまり触れ合う機会がないので、身近に感じてちょっとやる気になってもらう、という趣旨である。幹事のころは毎年強制参加で、去年は幹事ではなかったので参加しなかったのだが、参加しないとその学年の様子がよく分からなくなるので、たった1-2時間行くだけで学生の雰囲気が分かるなら行った方がよさそう、と思ったのである。

今年はプログラミングをやりたいという B1 が多くて(しかも海外にも目を向けていて)期待大。