サプライズされて嬉しい誕生日

午前中、授業の時間割を眺める。大学での教務の仕事、向き不向きがあるらしく、自分は嫌いではないのだが、時間がどれくらいかかるのかが読めないのが不安点。こういうの、やろうと思えばどんどん時間を使えてしまうので、長時間働いている人は、しっかりやっているのだろうな、と思うが……。

午後に進捗報告を聞こうと研究室に行くと、学生たちが誕生日をサプライズパーティーでお祝いしてくれた。20人の人からお祝いされるのは人生初なので、ちょっと照れる(笑)こうやってお祝いしてくれる人がいるというのは、ありがたいことだなあー。

首都大はこういうアットホームな雰囲気があるところが、他の大学と大きく違うと思う。人数が少ないせいもあるが、うちの研究室だけではなく、どの研究室も和気あいあい、わっしょいわっしょい、という感じである。合う人もいれば合わない人もいると思うし、大学院の受験生には見学のとき「研究は一人で図書館に行ってやりたい、というような人は、他の大学の方が向いていると思う」と言ったりしている。

進捗報告は深層学習勢で、試行錯誤していた人たちも、少しずつ結果が出てきている。なかなかベースラインを越えられない期間が長いとしんどいものであるが、方向性が間違っていなければいつかは正解(の一つ)にたどり着けたりするので、コツコツ取り組んでいってほしいものである。うまくいかない実験の方が理解が進むことも多いし、論文に発表する10倍くらいの実験をみんなしているので、いろいろ試すことも重要である。(その過程で、どういう結果を見たらどういう点に着目して次の手を考えるか、というような研究の考え方を身につける)

夕方は少し論文の添削。これでも全然終わらないが、待たせすぎなので1ページ見ては送る、みたいな感じ。新学期は仕事が多すぎ、ものすごく待たせてしまって申し訳ない……。去年は幹事でなければ新学期の仕事は少ないと思って失敗したので、今年はあまり仕事を入れなかったのだが、4月は教員としては他の月並みには仕事があるのだ(学生はかなり負荷が少ないと思うが)。