意味のある研究テーマに取り組む

朝5時から2時間ほど、メール処理と授業の資料作成。エアコンをかけると娘は7時まで起きないのでありがたい。(エアコンなしだと6時に起きる)

午前中は情報理論の授業である。やはり演習中心にすると時間が足りず、ほとんど雑談ができない。学部3年の後期には授業を持っていないし、そもそも専門に関連する科目は教えていないし、これ学生から見ると自分は単に授業を淡々としている教員なのではなかろうか。自然言語処理を教えたいとまでは言わないが(学部3年生に自然言語処理だけ半期教えるのは、分野が狭すぎる)、せめて機械学習くらいは教えられるといいのだが……。

午後は学生のインターンシップ先の研究所の研究員の方が来訪。2年ぶり2回目。いろいろ研究の話ができて楽しい。常時インターン生がいて、インターン生と研究ができる環境のようで、自分もこういう環境なら企業の研究所で働くのもよいな、と博士後期課程の学生のとき考えていたのを思い出した。ま、大学は学生が短期間で大きく成長するのを見られるのがおもしろいと思うし、気長な自分には合っていると思う(特に成果を求められたりもしないし)。

夕方は進捗報告。形態素解析レイヤーでもまだ研究ネタはいろいろあると思うのだが、本質的な問題を解いているのかどうか(最終的なアプリケーションで効果があるような基礎研究か)、という意識は忘れないようにしたい。このあたり、せっかく興味を持ってくれている学生がいるし(応用に興味があって自然言語処理を志す学生が一般には多いと思うけど)、地道だけど研究につながるといいなと考えている。