人数が減るとしんどい勉強会

午前中、SICP(プログラミングの教科書)の勉強会。人数が少ないせいか、なかなか進まなくなってしまった。この本は、全部ちゃんとやっていれば一つ一つの問題は難しくないのだが、途中で少しでも飛ばすと一気についていけなくなる、という特徴があるのである(十分それは注意喚起してあるのだけど、やはり脱落者が出た)。

勉強会は参加人数が少なければ少ないほど、やってこない人がいると困るのだが、人数の多い方がみんな演習をやってくる、という負の相関があり、モチベーションの高い人が一定数いないと勉強会が成立しない。その意味では、研究室としては学生から「これをやりたい」と言い出して勝手にやってもらうのがベストなのだが、研究室立ち上げの時期はそうも言ってられないので、教員がある程度介入しているのである。まあ、独習の方がいい、と言われたら、サポートする必要もないが……

ちなみに、独習がいいという学生とみんなでやりたいという学生は両方いるので、独習したい人は勝手にやっていいと思うし、実際自分でやって GitHub に push してくれれば、勉強会の出席は不問にしている(自分はやらなくてもいいと思うので課題も出したくない、という申し出があったら、GitHub へのコミットすら不要にするだろうけど)。

お昼から少し研究の相談に乗る。先日アドバイスした通り、プログラムの呼び出し回数を減らしたら、これまでは数時間経っても終わらなかった計算が、一瞬で計算できるようになったそうだ。こういうアルゴリズムの修正をする能力こそ、地道なプログラミングの基礎勉強会での習得を目指している(もちろん使う場面に遭遇しないとなかなか身に付かないが、使う場面に遭遇しても一度勉強していないと理解できない)ので、せっかく学生なのだから十分基礎を学んでほしいものである。

昼から3時間ほどメール処理。やたらたくさんやるべきことがある。

生協が閉まる前に年度内予算で必要物品を購入しようと思い、生協に行くと、他の研究室の秘書さんたちも同じ考えのようで、3人ほど先客がいて、電卓を片手に物品を物色していた。そのうち学生も来て、ああでもないこうでもないと相談していたり。というか、教員で店まで来ているのは自分だけだった(汗)他の日にしているのか、それとも秘書さんに任せているのか、あるいは計画通りオンラインで済ませているのか分からないが、端数の金額(1,000円ちょっと)を考えると、長々と時間を使うのは確かに微妙なところ……。