インターンすれば早寝と早起きに

朝、娘を保育園に送ってから出勤。木曜日は妻の仕事があるので、送りは自分だけである。

午前中は [twitter:@kensuke3238] くんと会社の方々が研究室訪問してくれる。@kensuke3238 くんは最近転職したそうで、会社としても自然言語処理に力を入れていきたい、ということのようである。彼は2014年3月に NAIST 松本研卒業で、彼が M1 のときだけ自分の助教の時期と重なっていたのである。

今日彼らが来ることは(前日だが)研究室の SNS で告知していたので、学生が来ていたらちょっとお話しできるかな?と思っていたのだが、お昼前になっても誰も来なかったので(お昼に何人か来てくれたらしいが)、また5月くらいに来ていただくことに。B4の人たちはともかく(卒論が終わっても彼らはけっこう研究室に来る)、M1/M2の人たちはこんなに研究室に来なくて大丈夫なんだろうか……。心配するだけで、来ることを強制するものではないが。

というのも、少数の例外的な人を除いて、ほとんどの場合、研究室に来ない人は研究が進まない(すでに国際会議で発表経験があったりするDの学生はともかく、まだ一度も対外発表をしていない学生なんかは)。研究室に来たら研究が進むとも限らないし、通学時間がもったいない、あるいは研究室では集中できない、という人も、それなりの時間は研究に使ってほしいなー。

お昼には ACL-IJCNLP のワークショップに向けて、少し GitHub を整備する。ソースコードやデータ、Wiki を設定したり。ドキュメントを書いたりソースコードを管理したりするの、大事なのだけど、なかなか重要性が分かってもらえない。分からなくても使い続けて習慣になっていれば、就職しても困らないと思うのだけど、大学だと何事も強制力がないので、言ったらやる学生はやるけど言ってもやらない学生はやらない(幸いなことに、うちの大学だと8割の学生はやるので、相当恵まれている)。ちゃんとやらないとクビになる、というくらいのプレッシャーがないとやらないのだろうか……。まあ、自分もインターンシップの最中くらいしかまともな生活サイクルで生活しておらず、昼に起きて午後3時くらいから研究室に来て翌朝7時まで研究、みたいな感じだったし、外圧がないとなかなか変わらない、というのは分かる。

先日、インターンを5日で首になったという記事を読んで、これは声をかけた企業の人が悪いだろうが、少なくとも情報系の大学はこういう学生を送り出してはいけないと思った(この学生はいわゆる文系の学生なので、大学の責任ではないが)。

午後は定例のコース会議。メール審議でもいいかも、という声があったくらいなので、1時間半で終了。コース会議、コース長会議、教授会、といろいろ会議があり、段階を経て承認されないと最終決定にならない(それぞれが月1回程度なので、タイミングを合わせる必要がある)という仕組み、上長の印鑑を集めるスタンプラリーと違う意思決定の力学が働いているが、大学はフラットな組織なので、責任もフラットにするためにこのようになっているのであろう。何事も一歩ずつ。