大学教員の仕事は並列処理が命

朝から大学院入試のために出勤。遅れるとまずい日は安全のため車で行くことにしている。JR中央線まで行って電車が止まったり遅延したりすると、手も足も出ないので……。(家を出る前であれば、西武線八高線経由に切り替えることで、中央線を迂回できるが)

午前中は博士前期課程の数学の入試と、博士後期課程の口頭試問。夏季入試は2日間確保されているので、1日目に博士前期課程の入試を全て実施し、2日目に博士後期課程の口頭試問を全て実施するのだが、冬季入試は1日しかないので、スケジューリングを考慮してパラレルに進める必要があるのだ。

去年の冬季入試はまだ余裕があったのだが、今年は昼休みもなくひたすら口頭試問……。博士後期課程の入学者が増えるのは研究科としてはありがたいし、もちろん情報通信システムコースとしても願ってもないことなので、嬉しい悲鳴である。

午後は博士前期課程の面接と博士後期課程の口頭試問(これもパラレル)。大学院入試といえば自分もNAISTを受けるとき、そして博士後期課程の内部進学の口頭試問と2回面接を受けたのだが、教員になってから分かったことは、面接される側と面接する側で相当気持ちに違いがある、ということである(当たり前)。とりあえず博士前期課程の受験をする人に言いたいのは、数学と英語は(大学院に進学希望なら)ちゃんと勉強してほしい、ということである……。

夕方に臨時のコース会議を開催し、長い一日がようやく終わる。年明けの仕事始めから、大学の仕事の他にも学会の仕事も重なってありえない量の仕事があり、無事終えられたことに安堵感しかない。来年度のこの時期は、言語処理学会年次大会のプログラム委員も引退するし、もっと心安らかに過ごせることを期待する。(原稿を投稿する人が2桁行ったりして、別の意味で頭を抱えているかもしれないが……)