広く薄く仕事をみんなで分担する

嵐のような週が終わろうとしている。

朝、出勤してから Skype ミーティング。最近 MacBook Pro dpではなく iMac からテレビ会議することが多いのだが、iMac だと無駄に画像が横長になる。背景も、もっとお見せして恥ずかしくないような感じにしたいのだが、いかんせんモチベーションが……。(見せるように本を並べてあるのは来客スペース)

午前中は言語処理学会年次大会のプログラム委員のお仕事。年次大会の原稿の管理には START という投稿システムを使っているのだが、投稿の管理だけに使っていた去年までと異なり、今年は原稿の割り振りにも START を使うことになったので、それ関係のお仕事である。

国際会議のように単に査読者を割り当てるだけなら START でほぼ自動でできるのだが、プログラム編成は同じ著者の発表を同時刻の別セッションに割り当てられないとか、明示的に START システムで考慮できない制約があるので、どうしても人手で調整しないといけない。

ただ、去年はプログラム編成のときに考慮しなければならない事項が煩雑で神経を使ったが、去年よりだいぶプログラム編成担当の手間(気苦労?)が軽減された感がある。分担してくださる方々には一手間増えてしまったが、ありがたいことである。情報処理学会自然言語処理研究会の幹事をしていても思うのだが、幹事のような立場の人に仕事が集中しすぎなので、もっと周辺に広く薄く仕事を分担していただくほうが、大学や学会の運営の仕事で若手研究者が忙殺されないためには必要なのではなかろうか。

などと思いつつ、昼休み前後にコース幹事の仕事。学部教務の仕事も一部がコース幹事の仕事になっているのだが、コース幹事と学部教務だと恐らく後者の方が重たい仕事なので、コース幹事が分担するのはやむを得ない気もする。学部教務の仕事がもっとすっきり分割できればいいのだが、全学の委員でもあるし、難しいのだろうなぁ。(コース幹事が分担するのは実験と研究室配属、卒論関係で、コース内に閉じているので分担できる)

1時間ほど遅刻してSLP(自然言語処理の教科書)の勉強会。とうとう今学期最後の章に突入。今年度は全部で10章を終えることができそうだが、来年度は残り10章を終えられるのだろうか。

午後はSICP(プログラミングの教科書)の勉強会。map/filter や reduce のお話の他、8-queen 問題も。これ、自分でやったときも、あまりプログラミングよく分かってなかったからかもしれないが、初めて解けてちょっと感動したので、まだやったことない人はやってみるとよいと思うのだけどな〜。来週は picture language なので、これもみんな環境を整えて挑戦してほしいと思っている。

夕方は保育園の全体会。保育者と親が全員参加で、保育園の運営や子どもの様子について、共有する月1の定例会である。18時半から21時まで、最初の1時間半はずっと子どもの様子を一人一人保育者から聞くのだが、こうやって他の子どもたちの話を聞けると、大きくなったときの心の準備ができたり、今現在も誰が娘と遊んでくれているか、というのもよく分かるし、とてもよい習慣だなと思う。

あと全体会でおもしろいのは、全体会の間の子どもの保育をお願いし、お弁当を注文すると、まず子どもにお弁当が行き、子どもが食べ終わったあとのものが親のところに来る、というシステム。うちは娘がまだ0歳なので、手つかずのまま来るのだが、中くらいから上の子どもになると、全部食べられてしまった残骸が届いたりして、子どもがお腹いっぱい食べてくれるのは嬉しいことだが、親はお腹を空かせて話を聞くという、コミカルな風景があちこちで見られてほほえましいのである。

一度自分も保育参加してみたいな。2月の遠足は教授会と完全に重なってしまっているが、3月はどうだろう?(遠足は中旬になることが多いので、毎回教授会と重なる気もするのだが……)まあ、遠足でなくても任意の日に保育参加していいようなので、2-3月に一度有給を取って行ってみたい。