何を書くかではなく何を書かないかにポリシーが出る

昨日出かけたせいか、あまり体調がよくない。洗濯物をしたりして過ごす。家の荷物を捜索してみたが、東京に来てからの3ヶ月で購入したマンガがどこにあるのか分からない。絶対家にあるはずなのだが……。

職業柄(?)、「辞書を編む」を読んでみた。大変おもしろい。

辞書を編む (光文社新書)

辞書を編む (光文社新書)

どういうポリシーで辞書を作るか、という話で、中規模の辞書ではなんでもかんでも入れられるわけではないので、むしろ「何を入れないか」がポイントになるのだが、どういう基準で選んでいるか、どういう方向で説明文を書いているか、ということが、あけすけに書かれていて、勉強になる。「ここまで書いていいのか」と思うくらい、ぶっちゃけた話が書かれている。「何を入れるか」より「何を入れないか」という話の方が、個々の辞書のポリシーが出るし、そういう制約のもとで作っている辞書の方が読んでいて楽しい。

舟を編む」の映画を見たあとも、こういう辞書作成系の新書(便乗本?)を読んだ記憶があるのだが、自分の日記を検索しても見つからなかった。おもしろくなかった記憶があるので、感想を書かなかったのかもしれない……。