論文を読みこなすための基礎知識を身に付ける

朝は機械学習の基礎勉強会。無事今日にやろうと思っていた範囲は終わる。そういえば東北大の乾研ではこの教科書を2-3回、あるいは4-5回で終えるようだが、学部3-4年生が中心のうちの研究室は、ちょっと丁寧にやる15回でちょうどよいようである(もっと言うと、東工大の奥村研ではそもそも輪読をせず、各自読んどいて、ということになったらしいが……)。

お昼にサーバラックを設置。ちょっと大きさが小さい感があるが、机の下に収まるサイズなので、こんなものだろう。電源容量がどこまで耐えられるかのほうが問題だし……。

午後はアルバイトの雇用関係の事務手続き。激しく面倒くさい。来年度、定常的に間接経費があるなら秘書さんを雇おうと心に決める。

夕方はB3に向けた大学院の入試説明会。工学系の学部なので大多数(9割)が大学院に進学するようなので、これといって特別に煽らなくてもいいと思うのだが、年によっては「大学のレベルと大学院への進学率は相関があるので、とにかく大学院に進学するように」と強く言ったりもするらしい。進学を強制するより、ちゃんと基礎知識を学部2-3年で身に付けさせて、研究が楽しいと思ってもらうほうが生産的だと思うのだけどな〜。

説明会のあと、研究室に行くと cos 類似度について質問されたので、一緒にコードを書いたりする。cos 類似度はあまりに自明すぎてツールに入っていないような気がする。こういう簡単なアルゴリズムをさくっと実装するコツはどこかに公開されていないだろうか?[twitter:@shuyo] さんの 数式を NumPy に落とし込むコツみたいな……。(最近こういう話題ばかり日記に書いているのは、この問題が相当切実だからである……)

夜は book chapter の原稿へのコメント。あまり時間を割けないので、適当なところで送らせてもらう。

自分でないとできないこととはなんだろうか、ということについて考える。