疑似コードをコードに落とす能力、アルゴリズムを疑似コードに起こす能力

午前中、研究室で共同研究の(事前)ミーティング。とある論文をとりあえず再実装しようかという話になっていて、それを理解する必要があるのだが、言語処理の研究を始めたばかりの人には結構難儀なようである。ここを自分でやらないと研究ができるようにならないのだが、共同研究の都合上、年度内にコードが完成しないと困る(共同研究でなければ、そんなに急がなくてよい)ので、仕方なく自分が一つずつホワイトボードを使って疑似コード(というかほとんど行単位でそのまま Python で書ける)に落としていく。疑似コードにすればそれを Python にするのは恐らくできるはず(前期のプログラミングの基礎勉強会でさんざん練習した)なので……。自分も論文に書かれている手法を(疑似コードが書かれていなくても)再実装できるようになったのは D1 のころだったし、プログラミングの知識があるかどうかというよりは、それなりに自然言語処理の経験が必要なのかもしれない。

昼からメール処理と事務処理。また、昨日の講演会を togetter でまとめたり。こういうのは鮮度が大事なので、速攻作成しないといけないのだが、なかなか時間が取れない。学内だけでやっても聞きにくるのはすでに首都大を知っている内部生だけなので、外部の人に「首都大(日野キャンパス)」という存在を知ってもらうためにも、もっと外に向けて情報発信したほうがいいのではないか、と思うのである。ちなみに、一瞬だけだが「クラウドコンピューティング 大学」で検索すると我々の講演会のまとめページがトップに来ていたが、すぐ下がってしまった。まだ1ページ目にはあるので、「首都大」という名前が目に入る位置にはいるかな?(そもそも「クラウド」にわざわざ「コンピューティング」をつけて検索しないと思うけど)

午後は例によって SkypeNAIST とつないで言語教育勉強会。最近は学内のネットワーク経由で Skype につながるようになった(以前はつながらなかったので、e-mobile を使っていた)ので、画像をオンにしても安定していてよい。大学の Mac mini の時刻がことごとく数分ずれていて困るのだが、NTP も遮断されているので ntpdate で時刻を合わせたりもできないのが、地味に面倒くさい。なんでここまでネットワークの接続を厳しくするのだろう?

勉強会のあと、学内委員会の仕事。今週中(事務の閉まる17:30まで)にやらないといけない仕事だったので、駆け込みセーフ。けっこう慌ただしい。

夕方は午前中のミーティングの続き。さらに2時間付き合ったのだが、20時までには帰ると妻と約束していたので、時間切れ。論文を読むだけで理解することには限界があるので、ある程度読んだらとりあえず書き始めてみたほうがいいと思うのだけど……。プログラミングは水泳や自転車に乗るのと同じで、いくら教則本を読んでも書けるかというとそんなことはなく、最低限の座学をしたらあとは試しまくる(隣に面倒を見てくれる人がいるとよい)しかないんじゃないかなぁ。車の運転なんかも、どれだけ運動音痴な人でも乗れるようになるわけで、本人が嫌がろうが何だろうが、ある程度強制的に「カリキュラムで来週は乗ることになっているから」みたいな感じで強引に運転しなくちゃいけないのがポイントなのかな? (プログラミングだと、本人が書かないものは書かせることができない)