朝起きて日が暮れるまで報告書

朝起きて1時間ほど共同研究の報告書作成。2月末締めのものと3月末締めのものがあるのだが、1年間お世話になっているので(そして論文を書くのと比べると報告書作成の負荷など大したことないので)なんとか書き上げてお送りしたりする。筆頭著者で論文を書くことはなくなったが、研究費獲得のための研究計画書や研究期間終了時(あるいは年度ごと)の報告書はしょっちゅう書くようになった。自分でサーベイして実験して論文を書く、というのが研究の醍醐味だと思うが、こうやって誰かが研究費にかかる仕事をしないと研究が回らないのも事実であり、今の研究室だと自分がやらないとな、と思って分担している(共同研究を依頼してくれる企業の方もだが、実験をやってくれる学生がいないと研究できないし、誰が欠けても回らない)。

午前中はそれに加えて1時間ほど同じく(別の)共同研究にかかる学内の書類作成。連絡が来てから返事を返さないといけないまでの〆切が厳しい……。初めて出す書類なので自分の書いたサンプルがなく、用意された見本を片手に書くのだが、当たり前とはいえちゃんと書類を読まないと書けない。とはいえ、学生のためでもあるのでしっかり書かねば。

昼まで同じく(前の2件とはさらに別の)共同研究にかかる報告書作成。こちらは以前に提出した報告書があるので、そのファイルをコピーして今年度の内容に書き換えて提出。新しく調べないといけないことはないのだが、それなりに書くことがあって2時間ほどかかる。書く前は「資料のコピペで終わりかな」と思っていたが、書いていて「なるほど、今年はこういうことができたのか。よかった」と振り返ることもできたので、書く作業はそれなりに有益でもあった。(時間が取られる割に何とも言えないのは対外発表のない共同研究で、これは過去の進捗報告のスライドを見て思い出しながら書かないといけないのだが、対外発表につなげることができなかった自分のせいでもある)

午後は論文の査読結果を一気に書く。自分の査読結果を提出すると他の人の査読結果も見られるのだが、今回は査読期間が短いせいか、割り当ての論文数が少ないにもかかわらず、みんなコメントが少ない(いつもはそれなりに長文のコメントを書く人もいる)。これ、いいんだろうか……。(まあ、査読者と投稿者が無駄なエフォートを割かなくていいよう、最適化されているといえば最適化されているが)

学会・研究会関係に使える時間は限られているので、国内の学会関係の仕事をもっと減らさないと、と思っている。先日人工知能学会で最後に担当していた論文が手を離れ、ホッとしている。まだ最後のお仕事がもう一つある。情報処理学会自然言語処理研究会の幹事もあと1年で、メインで担当するのは1回(7月)なので、なんとかこれで任期を完了したい。