先行研究のやり方が最適な手法とは限らない

今日は朝から農工大小谷研究室 の「大勉強会」にお邪魔する。実は物理的に最も家から近い国立大学は農工大で、今日も自転車で15分。せっかく近場にいるので、なにか一緒にできる研究室のイベントがあったら呼んでください、と [twitter:@kanakokomiya] さんにお伝えしていたので、お招きくださったのである。

「大勉強会」は2-3日に渡って1人持ち時間45分程度で学生・教員がひたすら研究の進捗報告をする会だそうで、小谷研究室はいま「ゲーム班」というコンピュータゲームの研究をしているグループと「言語班」という自然言語処理の研究をしているグループがあるとのことで、「言語班」の進捗報告の日に参加することにしたのだった。

今日の発表は「言語班」のB4が3人で、10時半開始で午前中は1件。コメントもけっこう本格的だが、B4 でちゃんとデータの前処理が終わっていて実験も初めているのは偉い (うちはまだデータの前処理が終わっていなかったり、実験に着手したばっかりでベースラインもできていなかったり)。小谷先生のコメントが、とても教育的で参考になる。「先行研究のやり方ではなく、自分がなにをどうやりたいのかはっきりしなさい。先行研究のやり方が正しいとは限らないから、自分の頭でちゃんと考えなさい」というのが印象的だった。

お昼は農工大のカフェテリアでいただく。新しくできた建物らしいが、きれい! 代金も Suica で払えるようになっているし、ご飯もおいしいし (種類もある)、利用者不足で業者が撤退した首都大日野キャンパスの学食と比べたらえらい違い……(※一応入札で秋から南大沢の工学部のカフェテリアを開いている業者が来てくれることになった)。

午後は外部からも参加する人は話してほしい、とのことだったので自分も話し、[twitter:@Pnnc205j] さんと [twitter:@haroperi] さんも話し、という感じで盛りだくさん。小谷研究室の9月の合宿には、自分だけでなくうちの学生も全員参加させてもらう予定なので、楽しみ〜。

夜は新宿に移動して、LINE の方とリクルートの方と飲み。@haroperi さんも、中央線で帰る流れで参加 (笑) 企業のどういうデータをどう料理しているのか、という話をお聞きしたりして、大変興味深い。まあ、半分以上与太話だったが (笑) むしろ自分は楽しくて久しぶりに飲み過ぎてしまい、翌日二日酔いがひどかったくらい……。やっぱりデータを解析する (できる) 人が少ないんだよなぁ。首都大でも、それができる人材を輩出できるよう、なんとかしたいと思っている (乞うご期待!)。