査読でも激励できる研究者

日本時間21日夕方〆切の査読が終わっていないので、午前2時に起きてせっせと査読。こちらはワークショップの論文で、専門分野に興味があるので、内容的には査読するのが楽しい。査読のインストラクションでも「このワークショップに論文を投稿した人は、(トップカンファレンスではまともなコメントがもらえず落とされたりするのに)いつも査読のコメントがとてもよかったとフィードバックをくれるので、勇気付ける有益なコメントをしてもらえると嬉しい!」と回ってきたりして、とてもよいコミュニティだと思う。

確かにワークショップだとトップカンファレンスに載るようなクオリティではない論文もあるかもしれないが、論文を通すか落とすか判断するだけではなく、著者のやりたいことを最大限汲んであげて、よりよい研究になるようアドバイスをする、というのが査読者(peer reviewer)の役割だと思うのである。(まあ、トップカンファレンスであれば、どうがんばっても通らないような論文に1分でも時間を使うのは、査読者の時間の無駄、という考え方には一理ある)

今日は昼から南大沢の日だったが、夕方都心に出る用事があったので車は使わず、バスで武蔵境〜調布と行き、電車で出勤。乗り換えの待ち時間がなければ、バスだと1時間ちょっとで着くのである(逆に言うと、バスは乗り換えの待ち時間に失敗すると1時間半かかるし、武蔵境から調布の間が渋滞することがよくあるので、平均的には電車で行く方が安定して1時間15分程度で着ける)。

南大沢では臨時のコース会議と、それに引き続き教授会。教授会も臨時かと思いきや、教授会は定例だったので、コース会議と合わせると3時間弱。2時間内外で終わると思っていたので、ちょっとヒヤヒヤしたが、なんとか夕方の予定に間に合う時間に終了。最近、自分の1年前の Google Calendar を週に何回もチェックするのだが、いつ何をどれくらいの時間していた、という情報が決定的に重要で、Google Calendar がなかったら自分のスケジュール管理は早晩破綻していると思う(NAIST 時代のスケジュールは、ほとんど参照することはないが)。

夕方は六本木ヒルズで打ち合わせ。せっかく都心まで出たのだが、妻も娘も病気でダウンしているので、終了後速やかに帰宅。そもそもこの打ち合わせもなければ南大沢から直帰できたのだが、こちらの打ち合わせは何人もの人の予定をすり合わせてこの時間帯になったので、休むことができず……。出張のあとはあまり動かせない予定は入れないほうがいい、と思った。