通勤電車が混んでいると思ったら、学生が多く、同志社大学が期末試験でもやっているのであろう。
来年の CoNLL 2013 (ブルガリア開催) の共通タスクが英語学習者の文法誤り訂正になった らしい。去年ポートランドで開催された CoNLL に参加したとき、そういう話があったのだが、今年の CoNLL 2012 の共通タスクは多言語共参照解析だったので、もうやらないのかと思っていた。時代が我々に追い着いた、という意味では喜ばしいことであるのだが、これまで言語教育・言語学習に関心がなかった人たちが参入してくるということで、このテーマもレッドオーシャン化するということかなぁ。ちなみに対象とする誤りは以下。(ついでにすでにあるモジュールと担当者を書いてみた)
- 限定詞 (determiner: shuhei-k, tomoya-m)
- 前置詞 (preposition: yuta-h, tomoya-m)
- 名詞の数 (noun number: tomoya-m)
- 動詞の形 (verb form: keisuke-sa, tomoya-m)
- 一致 (agreement: keisuke-sa, tomoya-m)
- スペル (spelling: keisuke-sa, tomoya-m)
- 句読点 (punctuation)
午前中は ai-a さんの公聴会。masayu-a さんは Polycom 越しに参加されたのだが、Polycom の起動がものすごく遅くてハラハラした。スライドが全部英語版だったが、かなり分かりやすく作り直されていた。すごい。
お昼に [twitter:@mulgray] くんとミーティング。国語研の第3回日本語コーパスワークショップの概要〆切が明日なので、投稿するかどうかの相談。結局投稿することに。BCCWJ に対する述語項構造タグづけの報告もできるかな? hiromi-o さんが投稿する話もあるので、これで合計2件。残りは年度内だと言語処理学会の年次大会かな。来年度も研究室にいる人は、来年5月のNL研でもいいと思うけど……。
午後は修士論文の相談。実験結果が揃っていないと全部は書けないのだが、全部揃ってから書いていると間に合わないので、書けるところから書くべし! スタッフが添削している間に実験すればいい (実験はスタッフができないところ) ので、分担できるところは分担する、というのが鉄則である。先にドラフトをもらっていれば並列処理できるが、もらっていないとボトルネックがドラフトになってしまうのである。
夕方に研究の打ち合わせ。研究的に止まるのはまだしも、実験 (プログラム) 的に止まるのはもったいないので、近くにいる人にどんどん聞いたらいいと思う。研究で時間を使うべきは、ちゃんとサーベイしてどの問題をどういうふうに解くか (どのようなデータを作るか) であって、プログラミングではないので……。
松本先生が総選挙に関して、政治家はいくら変わってもどうということはないが、官僚がいなくなると日本は危ないので、もっと官僚を大事にしないといけない、と力説されていた。天下りも若いときに低賃金で長時間働いた見返りなので、そういうのを廃止してしまうと優秀な人が官僚に留まってくれないので、危険だと。自分も同意見なのだが、世の中の流れとしては公務員は高給取りなので民間並みにしろ、みたいな風潮なので、厳しい。重要な仕事をしている人をちょんと評価するようになっていないと、みんなやる気がなくなってしまうのではなかろうか。
夜に電話会議。Skype で画面共有しようとしたのだが、どうやら Skype の最新版での画面共有はプレミアム会員限定の機能になってしまったらしく、無料会員では使えないようである。大変便利に使っていたので、お金を払ってもいいかもしれないが (そもそも毎年3,000円くらいは Skype out に使っている)、自分がお金を払っても自分の画面を相手に転送できるだけで、相手の画面を自分のところに転送できるわけではないので、あまり意味がないし、月々1,100円というのはちょっと高い。調べてみると、カメラをオフにすればいいらしいので、今度試してみよう。
残業で人工知能学会関係のお仕事をいろいろする。終電を逃してしまった……。