1ヶ月ぶりの休日

最後の休日 (出張中でもなく、大学にも行かなかった、という意味で) が8月25日だったので、2週間ぶりくらいのお休み。家でも論文の添削も含めて一つも仕事をしなかった、という意味ではほぼ1ヶ月ぶりである。やっぱり1日休みがあるというのはよいことだ。

午前中はそういうわけでのんびり過ごし、午後は少しだけ外出。本屋に行ってみたが、欲しい新刊の漫画が出ていない。そもそも、最近はどの漫画をどこまで読んだか分からず、本屋で最後に発売されたのがいつか検索することのほうが多いのだが……(ByFlowで新刊の情報を教えてもらうのが地味に便利)

先日から本屋で見かけるたびに買うかどうか迷っていた「orange」を購入 (どうでもいいが、非常に検索しにくいタイトルである……)。帯に「長野県松本市の物語」とあるので気になっていたのである (長野県松本市は去年行って好きになった町のひとつである)。

orange 1 (マーガレットコミックス)

orange 1 (マーガレットコミックス)

内容には全く予断はなかったが、読んでみて圧倒される。矢沢あいの「ご近所物語」や「Paradise Kiss」のような迫力がある (絵柄も似ているが)。物語的には「僕らがいた」や「砂時計」に近い、悲しいトーンがあるが、最初から結末まで考えていないと書けないストーリーなので、今後が気になる〜。本屋で見かけてピンときた人はぜひ買って読んでほしい。

男の子を振り向かせようと健気にがんばる話としては、最近の「アオハライド」もよい。

アオハライド 5 (マーガレットコミックス)

アオハライド 5 (マーガレットコミックス)

前作の「ストロボ・エッジ」がすばらしかったので、最初はテンション低かったが、3-4巻あたりから盛り上がってきた。少女漫画はしばらく読まないとおもしろいかどうか分からないので、忍耐力が必要である。最近ではたとえば「あるいとう」(歩いている、という意味)
あるいとう 1 (マーガレットコミックス)

あるいとう 1 (マーガレットコミックス)

は神戸が舞台でシーンにも神戸のカットが多く、セリフは基本的に神戸弁なので興味深いのだが、人間関係が難解で、1巻を読んだだけではなにがなんだか分からない。それまでに確立された自分のスタイルを捨てて新しい作風に挑戦する、というのはすごいことなので、気長に読んでいきたいと思う。