満員の急行電車は途中で降りられないのでつらい

午前中は洗濯したり掃除したり料理したりしていたが、昨日歩き過ぎたのとアメリカ出張の疲れで半日ダウン。

本屋に行ったらふと「僕等がいた」の15巻が出ていたので買って読む。

僕等がいた 15 (フラワーコミックス)

僕等がいた 15 (フラワーコミックス)

次の巻が最終巻らしい。この漫画、M1 で横須賀の NTT 研究所でインターンシップをしていたとき、研究所近くのツタヤで買って読んだ記憶があるのだが、ようやく終了か〜。累計1,000万部発行されているそうだが、正直この漫画がここまで売れるというのは驚き。無茶苦茶暗いし、自分は主人公の矢野の気持ちはよく分かる (20歳くらいの自分のようだ) のだが、この主人公の気持ちがよく分かる人というのはそんなにいないのではないかと思う。読んでいる自分も重苦しくなるのだが、なんだか最後は救いがありそうな結末になりそうなので、ほっとしている。

また、「午後3時の危険地帯」の3巻も出ていたので購入。

午前3時の危険地帯 3 (Feelコミックス)

午前3時の危険地帯 3 (Feelコミックス)

これは「午後3時の無法地帯」という漫画の続編で、パチスロの POP 広告やポスターのデザインを手がける (ブラック) 中小企業で働く主人公たちを描いた漫画なのだが、3巻に入って俄然おもしろくなってきた。1巻はなにも山場がなく正直微妙だったのだが、2巻に入ってから登場人物が増えて盛り上がってきて、3巻になって絶好調、という感じである。いや、早く続きが読みたい。

そして昨日奈良の本屋で「ツレがうつになりまして。」を見かけたのでこれも買ってみる。

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

いろいろと思い当たる節がある……。よくも悪くも最近は (奈良に来てからは特に) ぐーたらできているので、自分はあまり都会にいないほうがいいんだろうな、と思う。

上記の「僕等がいた」の15巻にも、急行は何駅も止まらないので各停しか乗れない、という話が出てくるし、自分も東京にいたときは時間が間に合うならだいたい各停に乗っていたし (行きはともかく帰りは各駅停車のことが多かった。中学のときは行きも各駅に乗っていたので、片道1時間半かかっていた)。「ツレうつ」にも「うつになって急行に乗れなくなった」という話が何回も出てくるが、うつになってから初めて実家に帰るとき、普段はローカル線で1,000円で帰れるところをできるだけ電車の時間が少なくて済むよう5,000円出して新幹線にしてみたが、途中降りられないのと人がたくさんいるとで苦しくて、人ごみが怖いので帰りはやむなくグリーン車にしたとか、いや本当に自分のことかと……。

あと、大学生のとき、満員の通勤電車にぎゅうぎゅう詰めにされていて、なんでこんなところにいるんだろう、とさめざめと泣いたりしていたのを思い出した (なんでそんなことで泣くの、と思う人も多いだろうけど、そういう人は上記の「ツレうつ」を読んでほしい)。東京でも国立や立川、調布くらいの田舎なら郊外に向かって通勤・通学できるので楽だけど、都心に向かって通勤するのは厳しいなあ。