複数メンバーが進捗を把握しているのは役に立つこともある

一身上の都合で午前中のミーティングを休ませてもらい、午後から出勤。スタッフが2人いると、同じ話を毎回2人で聞くのは冗長な気もするのだが、どちらかが都合悪くても片方が出ていればなんとかなるので、冗長性も大事なんだなと思ったりする。

とはいうものの、出勤しても雑用の山で勉強会にも出席できず、厳しいものがある。せっかくモチベーションが上がっているのに、これはどうしたものか。

午後は研究会。D1とM2の人たち6人の進捗報告。M2の人は就職活動も終わったと思うのでそろそろ着々と進めてもらえるといいかなと思うのだが、就職活動が終わるのがあと1ヶ月早ければ、8月末〆切のCOLINGも狙えたのになぁ、と残念 (今回の発表を聞いて特に思ったわけではないが)。とはいえ就職活動は本人が満足行くまでやるほうがいいと思うので、就職活動中に研究をやるようには言わないのだけど (本人がやりますと言う場合は除く)。

9月のNL研 (情報処理学会自然言語処理研究会) の発表者が例のごとく少ないようで、とうとう松本先生が直々に発表者を指名する事態に。以前某先生が「XXくん、発表代わりに申し込んでおいたから。準備よろしく」というようなことをときどきやっていたと聞くが、それに近い何かである……。ちなみに NLP 若手の会の発表申し込み も7月27日までなので、どしどしご応募いただけると幸いである。

研究会後、[twitter:@tkyf_7] くんと日本語学習者コーパスに関する打ち合わせ。大幅に単語が移動するような編集をどのように扱ったらよいか、いろいろ話し合う。結局文句があるなら自分でアノテーションするしかないわけだが……。

夜といってもまだ7時でも明るいのだが、論文の返信レターの打ち合わせ。結局論文誌の査読は査読者との対話で、いかに空気を読むか、そして真摯に応えるかであり、阿吽の呼吸で原稿を仕上げるプロセスである。すぐ修正できるところから初めてとりあえず埋めていって、難しいところでしっかり考える、というのがよい順番であるように思う。あと一息かな。

そしてリアルに夜、共著の論文誌の投稿。国際会議の投稿論文同様キーワード (関連分野) の選択がいつも悩ましいのだが、基本的に「誰に査読してほしいか」あるいは「誰に査読してほしくないか」を念頭において選ぶ。「この論文は内容から言ってこのキーワードだろう」と思って選ぶと、想定したのと全然違う文脈で読まれて酷評されたりすることもあるので、気をつけたほうがよいのだ。

とりあえず大きな仕事一つは今日終わらせたので、次は明日の出張の新幹線の中だなぁ。