春休み研究すると報われる

午前中は進捗報告。授業期間は基本的には週1回全員の進捗を聞いているのだが、授業のない期間は、対外発表をしていない人(まだ実験フェーズの人)だけ毎週聞き、対外発表をしたことのある人は自由活動である(基本的には進捗報告対象ではない人は、言語処理学会年次大会で発表するので、発表練習はする必要があるが)。

結局のところ、国際会議に通るかどうかは、授業のない期間にどれだけ研究をしたか、と相関があると思うので、研究だけを考えるとこの時期こそ研究した方がよいのだが、研究だけが人生ではないので、あえて空き時間を作っている。インターンシップに行ったり、普段はできない勉強をしたり(研究テーマを変えようと思うと、毎週進捗報告があるとインクリメンタルに進めるしかないので、難しい)、リフレッシュするのも大事だと思っているのだ。(要は、国際会議で発表したい人はここで進めればいいが、言語処理学会で発表して色んな人からコメントをもらい、進め方を再考する、という時間も必要)

たとえば、今年度の後半に国際会議にアクセプトされた学生2名は、それぞれ3月の言語処理学会年次大会では発表できなかったが、2-3月は毎週進捗報告をして、7月の NL 研で発表した原稿を元にして英語論文を執筆した。だいたい経験的にはみっちり実験をした2-3ヶ月後に対外発表可能、半年後に国際会議投稿可能になっているので、2-3月の国際会議投稿シーズンに間に合わせるためには、10-11月はひたすら実験しておく必要がある。

来年度は COLING が大阪開催なので、今の M1 の人は全員遅くともこれには投稿してほしいと思っているのだが、果たしてどうなることか……。

お昼に来年度の TA 決め。TA をすること自体、教育の一環でもあるし、新入生のためにも必須なので、研究室内の勉強会は維持したい(来年度、とりあえず SLP は止めてみるのだが)。

午後は言語処理学会年次大会の発表練習。当初4人を割り当てていたのだが、1人が就職活動のために来週にしてほしいと言い、もう1人が用事を入れたので来週にしてほしい、と言い出したので、さすがに1ヶ月前からこの日にやるとアナウンスしているのに、前日にそれ(=週1日しか研究室の活動を入れていない日に、あえて他の用事を入れること)はないんじゃないですか、と苦言を呈し、学生間で調整(交替)してもらう。順番も、適当に決めているわけではなく、対外未発表で時間がかかりそう(再度発表練習の必要がありそう)な人を前にしているので、可能な限り順番通りやってほしいのだが……。