予定は未定だが未来は明るい

本のスキャン継続。先日実家に帰ったときに、実家にある古い本や昔のノートを処分していいかと言われたのだが、一応全部スキャンしてから捨てたいので、まず家にあるスキャン可能な印刷物をなんとかしないと……。京都の自宅ではなく大学に送ればスペースはあるのだが、結局スキャンするために家に持って帰ってこないといけないので、地道に作業する。

夜は栞屋というお店に行ってみた。毎週伏見桃山のイオンで買い物するのだが、いつも予約でいっぱいだと言われるため、入ったことがなかったのである。今回はカウンター席で、料理はそれなりにおいしかったのだが、注文したら全部を一気に持って来る (あとで分かったことだが、料理人が足りないので忙しくなる前に全部作りたかったようだ) し、明らかにスペースと料理人の数がありえないくらい足りていないので、どこをどうやったらこういう運営ができるのか理解に苦しむ。なんで伏見のお店はこのように感じることが多いのだろうか……。黙っていても客が来るからか? そういう意味では、根津はよかったなぁ。

妻と来年以降の予定について話し合う。とりあえずあまり我慢することはないということが分かった (状況はすぐ変わるが……)。そして[twitter:@takeda25] さんのGoogle 辞めました を読んで、やっぱりそうだよなぁ、と思ったり。

ソフトウェアエンジニアリングの能力を黒魔術としたら、私の好きな分野の能力は白魔術のようなもので、自分のことは両方ともそこそこできる赤魔術士のような存在だと考えていた。黒魔術の能力では他の人ほどではないかもしれないが、もう一つの能力と合わせたらそれなりの働きができるだろうと思っていた。しかし、Google は黒魔術の支配する世界だ。その中では、自分は能力の劣る黒魔術士でしかないように感じた。

自分も同じような立ち位置なので、至極納得……。あと

Google は、いろいろな意味で待遇はよかった。福利厚生・給料など、具体的な話はしないが、まあ申し分なかった。それで、「どうして辞めるのか」ということを、妻をはじめ、いろいろな人に聞かれた。

それは、本当につらかったからだ。たとえて言えば、猫好きな人が、猫を処分する職場で働くようなものだ。その人の立場で、「職場が福利厚生が充実していて給料がいいから我慢して働こう」という気分になるだろうか。

というのも、同感。上記記事の中でも「社風」という言葉が使われているが、社風に合うかどうかというのは待遇がどうかということより自分にとっては遥かに大事で、NAISTのように居心地のよい環境はそうそう巡り合えるものではないなぁとつくづく思うのである。(仕事を見ると同じように見えてもアプローチや考え方が異なる職場はいろいろあるし、自分に合ったところのほうがストレスないのでは、と就職活動中の学生の人たちに言いたいのであるが)

あと文理な話。も肯ける。自分自身、元々人文系だし……。

@takeda25 さん、どうもお疲れさまでした。また入力メソッド飲み会でお会いしましょう!!!